ゴーゴータクシー2004

お題目

本物バトル全開バリバリ参戦中!

オレ流、傾向と対策

タクシー用語集(J01YOU編)

タクシー運転手の恐怖体験(1)

タクシー運転手の恐怖体験(2)

トップを狙え!

首都高速の100R?でハーフスピン!

板橋の山中で超絶グリップ走法!


2004.03.10 どうぞ!

  【タクシー】客の求めに応じて、目的地まで客を運び、距離・時間に応じて料金を取る営業用自動車。

 国語辞典で調べるとこんな風に書いてある。単純なのよ。基本的にタクシーの仕事って。お客様が行きたい所まで送る。これだけ。以前藤沢でタクシー運転手をやっていたときは(9年間!)漠然と客商売なのだと思っているだけで、どうすれば乗ってくれるか、どこに行ったらお客様に会えるか、経路、所要時間などについてなんて殆ど考える必要など無かった。しかし東京のタクシーは違う。まず、自分以外の空車は同じ会社の車だろうが顔見知りだろうが全部敵。目の前に現れた、挙手なさっているお客様をお乗せ出来れば勝ち。持っていかれれば負け。
 直接収入に響いてくるからかなりシビアだと思っている。しかし、そこはそれ、ジムカーナで鍛えたスタートダッシュや持ち前の負けず嫌いな性格が幸いしてか信号の向こう側にいるお客様に対してはあまり負けたことが無い。敵(他の空車ね)が青になる前に動き出してもジムカーナスタートの前には手も足も出ない。ただ、ここでもクルマの差は歴然としている。ガソリン車の個人タクシー(タクシーの殆どはLPガスが燃料です)には敵わないが、私が乗務する車はGJY31セドリックかYXS10クラウンセダンのLP仕様。クラウンVSセドリックだとセドリックの加速力には勝てないことが多い。なので敵がセドリックでこちらがクラウンのときはドライブレンジに入れ、ブレーキを踏んでおいて回転を上げて敵が動き出したと同時にブレーキリリース&アクセル全開。内側車線にいればまずカマされる(仲間内ではで敵を抜き去ることを“カマす”と言っている)ことはないが、この方法を使うと逆に自分が外側車線にいても敵をカマすことが可能だ。何度敵を葬り去ったことか。
 セドリックに乗務するときは上記のことからも多少気が楽だ。
 また、一緒に走っている一般車との兼ね合いも大きな要因になってくる。自分が片側3車線、第2通行帯を走っていたとして、おおむね3〜4台目辺り、敵が第1通行帯、端番(はなばん:一番前の意味。これもタクシー用語かも)だったとする。自分の列の先頭の一般車が突然第1通行帯に車線変更。慌ててブレーキを踏む敵。第1通行帯2番手に。さらに左折しようと減速する一般車。これでは敵も手も足も出ない。端番でなくてもチャンスはいくらでも回ってくる。諦めてしまうことが一番ダメ。悠々と交差点先で挙手なさっているお客様をお乗せできた。
 いわゆる“流し”と呼ばれる営業方法では常にそこここで熾烈な端番争いが展開されている。

 ちょっと大げさな表現がありますが外から見た仕事内容はこんな感じではないでしょうか。ジムカーナと全く関係無い内容ですが、ジムカーナからフィードバック、または逆もできることがあまりにも多いので、また、今年は競技走行もしないので少しでも面白い話ネタになればと、ジムカーナコラムとは別として始めるものであります。

 ただ、私の勤務しているタクシー会社が業界ナンバーワンといわれている某○本交通なので、選んで乗ってこられる方も非常に多く、無線配車もダントツ、チケットも多い。それは私ではなく、先輩方の努力の賜物なのですけどね。その努力をフイにすることの無きよう、日々精進していこうと思っています。

 藤沢にいるときは思わなかった。こんなにタクシー運転手という仕事が面白いとは。

2004.3.10

2004.04.09 オレ流、傾向と対策

タクシー屋という仕事での一番の勝負所は“いつ、どこに、どれくらいお客様がいるか”に尽きる。自分に与えられた時間は私の場合で朝6時15分から定時で翌午前1時。労働基準で認められている残業をしても午前3時まで。この間にいかに効率よく乗車していただくか。これには経験が必要とされているがが私の場合都内での経験はゼロ。以前のエリアでのやり方とは全く違う世界だ。とにかく敵(同じ方向に走る、他社、または同じ会社の空車)が多いこと。最初は圧倒されたものだった。これだけの空車の中でご乗車いただくのは奇跡に近いと。
 しかし売り上げている人は売り上げているのだ。ベテラン新人関係なく。私の同期でいつも1000人余り中トップ3辺りに常に入っているヤツがいる。話を色々聞いているととにかく研究熱心で貪欲なのだ。営業と称してはトークで本当は最寄の駅までお送りするものを遠く離れた自宅まで送ることになったり長距離のお客様が出がちな無線が出るところを把握している。営業所に戻ればパソコンの画面に表示されている売上のいい人の日報を後日チェックしたりとじっとしていない。先輩や同僚にも聞きまくり。考えられるすべてのことをやる。そんな彼を煙たがる人もいる。トップに君臨する人はどの業界でももしかして一緒なのか?
 自分は・・・以前と違う環境で業種は同一。なんとか今までのやり方の応用で出来ないか。低迷する成績。ただ続けていたことは日報のコピーを取り、保管していること。売上のいい日とダメだった日を比べてみる。無駄に走っていることも多い。お客様を探し走り回る。出てきそうな所で待ちつづける。それでも芳しくない。
 今では1000人余り中2ヶ月連続25番手付近だ。何が以前と違うのか。それはあきらめないこと。直前で持っていかれることもあれば通った直後で持っていかれることもある。仲間内では“前後賞”と皮肉っているがこれが続くと精神的に参ってくる。しかし、今日はダメだとあきらめてしまえばそこで終わり。逆にあきらめたことで流れが変わるということもあるだろうが。最近またダラダラとしてしまっているがメリハリが大事。休憩、仮眠はしっかりとって営業時間中でも英気を養うことを怠らず、“やれることは何でもやる”走り方をできる限りつづけた結果、飛躍的に成績が伸びた。何がやれるのか、道路わきで挙手しているお客様はもちろんのこと、取れる無線は選ばずに押す、グレードの高い車に乗れる機会をなるべく増やす(これは上司との相談なのだが)、早朝の予約の仕事(前日に電話が掛かってくる)は断らない。また、今の会社の場合は無線の仕事が非常に多く、これを利用しない手はない。いつどこでどのような無線が出るかをはある程度把握しておくことでかなり効率が上がった。無線の押し方一つとっても妥協はしないのだ。押すときにはライトを消し、Nレンジに入れ、アクセルを軽く吹かして押す。これだけで大分違う筈だ。比べていないから分からないがとりあえずこれで出力不足は大分改善される筈である。このやり方は車検の時の出来事がヒントになっている。ある時自分の車がライトの光量不足でどうしても○が出ないとき、隣のオッちゃんが“アクセル吹かしちまえ”と囁いた。言われるままに車外から手でアクセルを吹かす。一発合格。こんなことがあったのだ。
 また、遠くまで帰られたお客様には自分の携帯電話の番号を書いて必ず名刺を渡した。ほとんど掛かってこない(携帯で呼ぶよりもそこにいる車に乗るほうが手っ取り早いからだろう)が、一度だけ掛かってきた事がある。“明日出勤だったら成田空港に友人を送ってくれないか”一度きりその後は掛かってくることはないが名刺を渡していなかったら掛かってこなかっただろう。

 ともあれ、何が大事かというのなら、やれることは何でもやり、使えるものは何でも使うこと。大事なのはこれかもしれない。
 
 余談だが、最近は“カマす”ことが少なくなったように思う。“カマされた”あとで後でお乗せした時に“カマした”ヤツに対する優越感といったら格別なのだ(笑) 
 
2004.04.09

2004.04.14 タクシー用語解説(J01YOU編)

主なタクシー用語です。

【アオタン】:23時から翌5時までの時間帯。この時間帯は料金が割増となる。メーター表示機の“割増”の文字が緑色または青色になる事からこの呼び名がついたと思われる。

【エントツ】:メーターを使用せずにお客様をお乗せすること。東京タクシーセンターに取締りを受ける対象となる。遠い所まで帰られるお客様と交渉し、“普段は○○円だが△△円で頼むよ。これからも使うからさ”一見普通の営業っぽいがタクシーは陸運局に届け出た運賃を乗務員の裁量でおいそれと変更することは出来ない。

【カマす】:空車同士の場合の競争で、相手を追い抜いてその前に入る事。信号の向うにいるお客様をお乗せしたいが自分は第二通行帯、しかも第一通行帯にも他の空車がいる。その場合信号ダッシュでライバルを追い抜きつつ車線変更、相手を抑えてお乗せする。安全確認とタイミングが大事。中途半端にやると事故の元となる。

【偽装】:偽装迎車 下記乗禁エリアにおいて無線配車を偽装して迎車で無線乗り場につけてお客様をお乗せすること。この場合お客様も共犯となる。

【ジベタ】:遠くへ帰られるときに高速道路を使わないこと。

【ジョウキン】:タクシー乗車行為禁止地区 主に銀座地区における、流し禁止、タクシー乗り場以外で乗車させてはいけない時間帯とエリア。晴海通り、中央通り、外堀通り、高速八重洲線ガード、これに囲まれたエリアでは22時から翌1時まで、タクシー乗り場以外でお乗せすると法律違反になり取締りの対象となる。お客様が並ぶ乗り場と、電話で呼んだタクシーが無線で配車されてくる無線車専用乗り場がある。付近には制服私服のタクシーセンターの指導員がいて指導を受けるとと非常に厳しい処分が待っている。そのためエリアの境界場所に空車が殺到、交通渋滞を起こす原因でもある。これは当エリアにお客様があふれていた時代、タクシーをつかまえられずタクシー側も遠いお客様以外は乗車拒否するという行為が多かったために作られたルール。今ではその存在が疑問視される事も多い。また、羽田空港も流し禁止場所である。

【スペア】:担当車を与えられずにあいている車を乗る人の事。

【タントウ】:自分の決まっている担当車のこと。

【ノリアイ】:乗合行為の事同じ方向に行くお客様をお乗せし、それぞれのお客様からメーターに表示されている運賃を頂きお送りすること。これは車が少ない時間帯に行なうお客様の弱みを狙った悪質なやり方。知合いでもない別々のお客様であっても最終的に頂く額がメーターに表示されている額の場合は乗合行為にはならない。


【ハナバン】:端番、鼻番。乗り場などの順番で一番前のこと。

【マンシュウ】:料金が1万円以上の上客のこと。

【ヨビコミ】:呼込み行為のこと“○○方面のお客様いませんかー”乗務員が駅や繁華街などで客寄せ行為をすることは禁じられている。自分の都合の良い方向のお客様しかお乗せしないこととなり、乗車拒否にもつながる。

【ヨンシャ】:四社 東京のタクシーの歴史で戦時中に政府が乱立していたタクシー会社を4つの会社にまとめた経緯がある。“大日本帝国”から頭文字をとり、大和、日交、帝都、国際の4社の事。

例:○○通りを端番で走ってたら四社のチケット持った人が居たんだけどカマされた。
こんな感じで(笑)

2004.04.14

2004.04.18 タクシー運転手の恐怖体験(1)

 こんな事があった。
  
 いつも遠くへ帰られる常連のお婆さんをお乗せしたんですね。とある観光名所からご自宅まで。道中うた歌いまくりなんですよ。少々アルツハイマーなのかな?と思えるような言動もあるんですが一応しっかりしていて道はとにかく非常に詳しい。なんでも、以前に車で仕事をしていたみたいで。“ああ、道は任せて安心だな。指示どおりに行こう”と思うくらい。そのうち歌いつかれたのかそのお婆さんはは眠ってしまったらしくおとなしくなったんですね。送り先の住所と道順は何回も何回も繰り返すものだから完璧に頭に入ってたんです。そしてお婆さんのご自宅に到着。“着きましたよ”と声をお掛けしたところむくっと起き上がった瞬間、ミラー越しに私は凍り付いて思わず息を飲んじゃいました。ご乗車したときとは全く違う顔が!!お婆さんの頭が真っ白けに!・・・・実は眠っている間にカツラが取れてしまったというオチなのですがビックリしますよ、見慣れた黒髪からいきなり白髪になると。これが夜中だったら・・・。という出来事でした。

2004.04.18

2004.04.20 タクシー運転手の恐怖体験(2)

 こんな事もあった。
  
 前の会社にいたときの事なんですが、江ノ島、鎌倉エリアという場所柄、いわゆる心霊スポットと呼ばれるトンネルがあるんですね。ただ、地元の運転手仲間の間でお化けを見たという噂は全く聞いた事が無く、自身もそういった物を見た事も無かったのです。しかし・・・
 その場所は心霊スポットとしてはかなり有名らしく、短いトンネルが3つ続く場所。その真中のトンネルは上には火葬場、まんだら堂などがありスポットとしての裏付けはバッチリ。しかし雑誌やテレビなどで話は聞くもののまず見たことはありませんでした。交通の要衝なので通行量も多く寂しい場所でもありませんし。
 ある出番の日の出来事です。日中からかなり湿気が多く非常に蒸し暑い夏の日で夜中になっても暑さが抜けず時間は午前3時過ぎ。逗子駅方面から鎌倉市内に向かっていて例のトンネルにさしかかります。降りそうだった雨がとうとう降り出しました。しかも大粒、すぐに土砂降りになりました。3つあるうちの2番目すなわち、上は火葬場とまんだら堂のトンネルに入った刹那、私は恐怖で思わず息を飲みました。ずぶ濡れの、長髪の、細身の女の幽霊が手を上げてオイデオイデって!・・・・・・・かと思ったらお客様だった。
 恐るべし商売魂、時間帯、風体、どう見ても怪しいのに思わず停まってしまう悲しい性。なんでも聞いたところによると朝一番で東京に行かなければならず、大船発の上り大垣夜行快速に乗る為に付近の自宅からタクシーを探しながら歩いていたと。しかし時間帯も時間帯。空車がなかなか来ず困っていたところに突然の土砂降りの雨。幸運にもトンネルの近くだったのですぐにトンネルの中へ。そこで雨宿りしていると空車が。手を上げたのだが停まってくれない。2、3台来たのだが一切停まらなかったという。
 普通の神経なら停まらないよ。心霊スポットのトンネルの中で午前3時にずぶ濡れの女性が手を上げてもシュチェーションがこれだけ揃えば停まらないでしょう。
 
 私は停まったが。

2004.04.20

2004.08.02トップを狙え!

 現在勤務している営業所では約430台のタクシーを所有しており、乗務員は約1000人。他社の事は知らないがウチはとても明朗会計である。勤務終了時、パソコンの画面にその時点での上位10位、下位10位が表示され乗務員が帰って来る度に刻一刻と入れ替わる。月の売上も上位500位までを毎月壁に貼り出し、さらに上位20位までは拡大される。入社した当初は目標にする気もおきないほど雲の上の人たちだと思っていた。
 しかし、自分で言うのもなんだが特に昨年の終わりごろから売上高の伸びが凄い。約12年のタクシー経験の中で一番の売上を更新しまくった。何故ここまで伸びたのか。

 1.気合が違う
 前のコラムで書いた通りでもある、目の前で手を上げていらっしゃる“お客様”をゲットするためにはカマしたり割り込んだりどんなことでもするよ、という意気込み。
 
 2.貪欲な営業意欲
 月の目標額を達成するには1日幾らを売り上げれば良いのか。更に1日にその額を売り上げるには時間帯別に幾ら売り上げれば良いのかと言う具体的な数字を設定した。その時間帯毎に達成、非達成を感じながら1日の営業をこなす。具体的には3時間毎に1万円、21時以降午前3時までは2時間毎に1万円。これで8万円。更に細かく割ると21時までは30分毎に約1700円、21時以降は20分毎に1700円となる。ほら、これが出来ればマンシュウが無くても8万円出来る計算になる。13乗務の場合7万7千円平均で100万円越えになるのだ。
 また皆が苦手な土曜日曜祝日の売上をいかに伸ばすかにも重点を置き、このような日に売上額が落ち込まないように注意している。今では平日と同額かそれ以上の売上額を上げている。
 
 3.情報収集
 自分に必要な情報を集める事。あらゆる駅の終電到着時間、空港送迎バスの到着時間、公共交通機関のトラブル情報、この時間帯ならこの辺で無線が出るとかを把握する事が大事。
 
 4.ライバルの出現
 同期ので試採用の頃から100万円越えをしているW氏がいる。W氏は銀座で乗せ、最寄の駅までと言ったお客様を巧みなトークで取手の自宅まで送ってしまったり、人を見ただけでその人が何処に帰るか判る能力を持つ。近くだと感じた人はのらりくらりとかわして乗せず、また交通機関のトラブル情報にも敏感なのだ。乗車拒否は一番やってはいけないことなのだが巧みなトークで乗車拒否と感じさせないのも凄い。

 最近は最寄にある仕事をこなしていく事こそが売上向上に繋がるのだと気付いたのだ。
 “ダボハゼ化※”した時、タクシー運転手に限っては最強である。
 道端に立っているお客様、お婆さん@、その先にゴルフバッグを持っている男性A。そこに向かう途中に入った無線がB。
 以前は@は近くAは遠いと考えた。しかし何を根拠に@が近いと思うのか。お年寄りは近くの病院に通いそうだという先入観が働くのかもしれない。病院に通っていたとしてもその病院が遠いかもしれないし、Aだってもしかしたらすぐそこの練習場に行くだけかもしれない。
これに無線が加わる。最近では自分の走る方向にお客様らしき人が立っていて無線が入った場合。まず無線の応答をし、取れたらそのまま即迎車。取れなかったら手前のお客様をお乗せする。以前なら遠距離らしきお客様を狙っていったが今ではこの例でいうと無線を取ってみる、というように変化した。お客様らしき人はあくまでも“らしき人”であり、乗るかどうかなんて誰にもわからない。お客様かと思ってドアを開けたところ「違う違う」と、言われる事もよくあるのだ。
 あきらめずに流し、付け待ちし、無線も取る。何でもアリのダボハゼ化。これを実践した結果、先月は1つの目標でもあった売上額100万円を達成したのである。ちなみにそのときの順位はライバルのW氏を抜き1000人中8位!ついに1パーセント以内突入。ただ、W氏の乗務数は私より1日少なかった。それでもなおW氏は1000人中9位だった。恐るべきW氏!

 要するに私は、競争するのが本能的に好きとしか思えない。以前は実車には道を譲ったものだが最近は実車空車を問わずカマしまくり。だって譲った実車が目の前で空車になったら敵に変わるジャンね。無線を取る時でも電圧降下防止のためにアクセル煽ってボタンを押したり、もう出来る事は何でもするって感じ。あれ?ジムカーナってそんな感じだったよね。もしかしてジムカーナに復帰したら闘争心が一気に傾いて仕事の成績が下がったりして・・・?

 ※ダボハゼ:簡単にいくらでも釣れる下らない小魚というほどの意。防波堤などからの投げ釣りで餌がボロボロになって半透明になっても食う、ハゼの事をダボハゼと言ってた。
 
2004.08.02

2004.08.11首都高速の100R?でハーフスピン!

その日は朝からずっとシトシトと小雨が降る日で忙しく、夜になり銀座で良い仕事も付き、横浜方面からの帰り道の事。
時間は零時過ぎ。良い時間だ。もう一度銀座からロング客が欲しいところ。首都高速神奈川線ベイブリッジから生麦JCT横羽線→汐留で降りて直接銀座入りするつもりだった。
速度は100km/h+α、ベイブリッジから横羽へ渡る100R位の右ループでそれは起こった。
今日の担当車は●ラウンコンフォート。セドリッ●に比べ走行性能の限界が低い。
街中での発進時にウエットで不用意にアクセルを開けるとすぐに“シュルシュル”と情けない音を発して空転する。
カーブの途中の継ぎ目でフロントが、リアが、すぐに逃げる。それを加味した上で銀座へと急ぎながらループへとさしかかった。
継ぎ目を踏んだ訳でもないのに突然後輪が前輪を追い抜きに掛かろうとする。
「うわぁ!」
とりあえずフルカウンター。足りなければスピンである。前後に車がいなかったのがせめてもの救いだった。
ループに入った直後から飛距離約70メートル位は出たか。
怖くてアクセルもブレーキも踏めず、咄嗟に“N”レンジに入れたのが良かったのか立てなおす事は出来た。

後輪の出る挙動の早さはハチロクに引けを取らない。リヤがホーシングなのが原因か。
ジムカーナをやっていて良かった、と思った出来事であった。

確か記憶ではその後銀座に戻り、また神奈川方面に下って行ったのだったと思う。

2004.8.11

2004.09.09板橋の山中で超絶グリップ走法!

ある日の深夜、終電が無くなってから1時間は過ぎている時間帯。
都営地下鉄某線N駅〜S駅の線路沿いを都心へと急いでいた。
路地裏から数人の男達が機敏な足取りで出てきて私の車を止めた。
ドアを開けると一見してそれと分かる風の大柄な男が舎弟と思われる数人の男に見送られながら乗車。
しかしとても機嫌が悪そうである。怒りのオーラ大全開。
『これは注意しないといかんな』と細心の注意を払いながら対応。
“どちらまでまいりましょうか?”
「M町までやってくれ」
“かしこまりました。”
ルートを確認するのをさえぎるように、
「2つ先の信号を右、W通り通って交番の前を右だ。後はまっすぐだ。」
「ホラ、早くしろ。飛ばせ。急いでんだ。」
“かしこまりました”
「ぶっ●すぞ」
「チンタラ走りやがってバカヤロー」
この時点で車内にはアルコール臭が充満。かなり酔っ払ってるらしい。
終始罵声を上げている。相当癪に障ることでもあったのだろう。ほうっておこう。
この道は少しアップダウンがあり、右に左に緩いカーブが連続する。
「もっとスピード出せねえのか、ヘタクソが。」
この一言に私は、ほうっておこうと思ったのに右足が反応してしまった。
「飛ばすんだ、もっと飛ばせって言ってんだろ。急げコラ。」
“かしこまりました”
と、極めて丁寧に返事をし、セレクターを“2”レンジ、アクセルをじわっと全開に。
一気に跳ね上がるスピードメーター。多分1●●キロ位出しちゃったかな。あんな狭い道で。
エア低めのタイヤが、※スキール音のしないよれる音ってあるじゃない、あの無気味な音を発しながら疾走するタクシー。
ステアリングをあまりラフにしてお客様が倒れたりすると問題になるので
ステアは丁寧にして速度と横Gを稼ぐように走らせてみた。
途中から罵声が無くなり、賑やかだった後部座席が到着した時にはすっかり静かになっていた、
“○○円になります。”
“△△円のお預かりで□□円のお返しになります。ありがとうございました。”
“お忘れ物はございませんか?”
普通にいつも通りに対応。
「あ、ありがとう。」
酔いも少し冷めたご様子でマンションに入っていきました。

怖かったのではなく、横Gで気持ち悪くなったのかもしれない。
この日の担当車が●ドリックだったのは言うまでもない。
クラウ●コンフォートじゃスピード出ないしそれこそ何を言われたか・・・。
配車係に感謝感謝(笑)

※以前タクシーのタイヤって何をしてもスキール音がしなかったのに、最近新しいタイヤに変わった車は軒並みスキール音がする。ほんの少し横Gが掛かっても“ヒューッ”って。この時のタイヤだったらもっと恐怖感を演出できたのに残念(笑)

2004.9.9

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