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Vol.5

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お題目

2003.06.09 夜ナラシ

2003.06.10 最初のオイル交換

2003.06.11 鉄パイプ追加

2003.06.12 ガラスの服

2003.06.17 肉ジャガ用ボディー

2003.06.18 自己防衛本能

2003.06.21 2003年ナラシの旅 1/2

2003.06.22 2003年ナラシの旅 2/2

2003.06.23 700円の周回路

2003.06.24 エンジン、良し!

2003.06.25 シートも交換

2003.06.27 部分的限定車

執筆終了(次のコラムへ)


2003.06.09 夜ナラシ

 昨日は福岡へ出張。せっかくの日曜日なのにナラシに出られないのは辛い。昨日の晩からひたすら走って出張先まで片道1,150kmの距離を自走で行ってしまおうかとも考えた。往復すれば距離的にはほとんどナラシも完了だ。が、翌日の仕事に差し支えそうなので断念。仕事の準備をしてそそくさと羽田へ向かう。
 日曜日の朝はどこの道も空いている。首都高神奈川線から湾岸線に入り、空港中央ICで出るまで渋滞らしい渋滞はどこにもない。一昨日より心持ち回転を上げて走る。最大で3,300rpm。ファイナルを変えているからこれでも100km/hしか出ない。
 何事もなく羽田に着き、駐車場に滑り込む。日曜とはいえ忙しい人はそれなりに居るもので、ターミナルに直結する(便利な)4階は既に満車。5階に上がって空いたスペースを探していると、両親に連れられた小学生の兄弟が「あ、RX7だ!格好いい」と前後して叫ぶ。たまたま運転席の窓を全開にしていたので無視しては悪いような気がしてその場で一時停止。ギャラリーサービスをしてしまった。
 くたくたに疲れて21時半着の便で戻ってきた。足早に駐車場へ向かう。銀のFDは停めたスペースで大人しく待っている。イグニションを捻ってエンジンに火を入れる。クランキングは1秒未満。280馬力ものパワーを発揮するとは思えない始動性の良さだ。セブンに限らないが、こういうところでメーカーの技術力には感嘆せざるを得ない。駐車場のタワーをぐるっと一周回って湾岸線西行きに乗る。どうせ同じ時間を使うなら、ちょっとでも距離を稼いでやろうという作戦だ。中央環状を外回りで1周、それから3号渋谷線へ抜けた。2号目黒線の分岐付近では路面の継ぎ目でクルマが壊れそう。ハチロクの時はフロントよりもリアの方が飛ばされる距離が大きく、コーナリング中に段差を越えたりするときは予め身構えていなければならなかった。が、セブンではそれは必要ない。前後の荷重配分が優れているお陰だろう、どちらも均等に飛ばされるので修正舵を当てなくても済むのだ。最初、それに気付くまでの何回かは危なかった。自動的に手がステアを緩めてしまい、結果としてラインがアウト側にはらんでいたのである。そんな俺の思いもどこ吹く風、今日もセブンは快調でした。
 本日の走行距離は102km、累計566km。

2003.06.10 最初のオイル交換

 累計500kmを越えたので、昨日は最初のオイル交換。前後を用事に挟まれていたため、都合によりオートバックス東名横浜店で作業を依頼した。オイルは1,308ccの排気量クラスが適用になる量り売り。4.5リッターでも980円だ。ミッションオイルはご用達しのWAKO'S75W-90LSDがまたもや在庫切れで、仕方なくTOTALの75W-90にした。実はミッションとデフには重さ・渋さ対策の極秘情報をアメリカからゲットしたのだが、これは後の楽しみのために取っておく(笑)。というか、まだブツが入手できないのでお預けである。
 オイル交換を待っている間にバッテリーを選ぶ。先日購入したバッテリー端子アダプターを使って小さくて軽いものに積み替えるためだ。売り場を見たところ思ったほど多様な製品がおかれているわけではなかった。簡単に言うと、高級・普通・格安、の3段階といったところ。俺的にはいつも割と「高級」を選んでしまいがちな優良消費者なわけだが、今回ばかりは選択条件が違う。軽くなければ意味がないのだ。38B19Lを中心として似たようなサイズのバッテリーを手に持って比べてみる。...分からん(泣)。数キロも違えば分かるのだろうが、どれもせいぜい1kg程度しか違いはないと見える。体重計を持ち込めば良かったのだが忘れてきてしまった。途方に暮れて箱を眺めていたら ...あった!箱の下隅に重量が書いてある。パナソニックOEMのオートバックスブランドの高級品44B19Lは9.0kg、格安品38B19Lは9.5kg、普通品40B19Lは8.0kg。超高級とでも言うべきBOSCHの製品は残念ながら書かれていなかった。というわけでオートバックスブランドの普通品、40B19Lに決定。早速駐車場で交換してみた。...さぁ、どうなんでしょう(笑)?競技走行をしてタイムを取ってみないと分からないみたい。ま、軽くなる分には悪くはないだろう、ってことで。
 そのあとR16をひたすら南下して横須賀へ。夕食を摂って逗子から鎌倉へ抜けた。途中、コンビニの缶コーヒーで一休み。ふと思い付いて買ってあったクラッチペダルカバーを取り出した。アルミの鋳物で元々のペダルそっくりのデザインに仕上げられている。好印象。付属のボルト&ナット3組で元のペダルに空いている軽量化の(?)穴に取り付ける。作業には2.5mmの六角レンチと7mmのスパナが必要。それとそうだ、運転席の足下に裏返しに入って作業が出来る、柔軟な身体も必要だ(笑)。やっぱりこのパーツは大当たり。これが無いとすぐ靴の踵(かかと)がフロアに当たってしまい、クラッチを完全に切るためにはつま先にもう一押しグイッと力を込めなくてはならないのだ。運転中に気を抜くと尻の左側がクラッチワークのために前に出て、ステアリングに対して身体全体が斜めになってしまう現象も防ぐことが出来る。こりゃあ快適♪
 大船から藤沢、R467で大和へ北上してR246へ戻る。エンジンはリミットを3,500rpmに上げた。これまでよりも15%も高い回転数を使えるので信号からの出だしでも煽られることが少なくなった。3,000rpmを越えると振動も音も大きくなる。エンジン自身が今までほとんど経験していない回転数であることを、ドライバーの俺が体感できる。それも走っていく内に段々と滑らかになってくる。この調子だと累計1,000kmからは500kmごとに1,000rpmアップくらいで行けそうな気配だ。すなわち、1,000kmから4,000rpm、1,500kmから5,000rpm、2,000kmから6,000rpm、2,500kmから7,000rpm、3,000kmでナラシ完了・全開走行、というわけ。ミッションはまだ重さが抜けない。1>2速、2>1速などでレバーを押し込んでからシフト完了の位置に滑り込むまでのタイムラグがまちまちなのだ。しかしそれでも着実に良くはなっており、じわじわと本領を発揮しつつある。途中で何度かヒール&トーを試してみたが、入るタイミングの微妙な違いを除けば既に問題なく決まる。前のミッションなど問題にならないくらい調子は良い。
 本日の走行距離は174km、累計740km。

2003.06.11 鉄パイプ追加

 ギュウギュウに仕事を詰め込んで作業していたら夜になってプツッと糸が切れた。壁に立てかけてあった黄色い鉄パイプを引っ掴み、ポケットにキーを捻じ込んでドアを出る。霧雨が舞う駐車場でセブンのリアハッチを開け、ストラット上部のカバーを外す。アッパーマウントを留めている14ミリのナットを外し、おもむろにジャッキアップ。純正を外して黄色いリアストラットタワーバーを取り付ける。内装がわずかに邪魔をして、外すときには片側だけ上げれば充分だったがRIGID製品を装着する際は車体の両側を交互に上げないと入らない。一体物のため、ボルトが飛び出していると穴位置が合わないのだ。
 試走に出る。タイム的に良いか悪いか(=今の足やブッシュと合っているかどうか)は別として、剛性感はかなり違う。リアが跳ねまくって不安定だし乗り心地も悪い。ついでにマフラーの振動も車内により大きく響くようになってうるさい。段差を越えるとパキ、ミシ、とかすかにボディーが軋む音がする。5kmほど走って馴染ませ、一旦緩めて締め直す。同時にショックの減衰力調整ダイヤルも1段硬い方へ締め込む。フロント・リアとも14段目。軋みが止まり、乗り心地も向上。マフラーからの音は相変わらずだがこれは致し方ないだろう。
 そのまま夜ナラシを続ける。適度に信号のある街道を選び1〜4速までの加速を丁寧に繰り返す。アクセルに対する反応が良くなった。まだ全開加速を一度も試していないばかりか、マツダリミッターさえ解除されていないが、だからこそ良く分かる。ジムカーナでも充分な効果を発揮してくれると良いのだが。これでダメならエンジンマウントと足回りのブッシュ交換に踏み切るしかあるまい。
 本日の走行は72km、累計812km。

2003.06.12 ガラスの服

 いくら銀は汚れが目立たないと言っても、そのまま放っておいたら塗装に良くない。綺麗なクルマでなければ速く走れない、という精神論には疑問だが、綺麗であるものがそのまま使えるならそれに越したことはない。しかし出来るだけ手間は掛けたくない。年52週の内の半分以上にイベントが入るスケジュールでは洗車の時間もバカにならないのだ。せっかくの真新しいボディーだから、ということももちろん、ある。
 黒の時も途中まで調べていたが、改めてボディーコーティングについての情報を集めてみた。良く名前は聞くが中身が何だか分からないポリマー、メーカー(ディーラー)での施工例の多いペイントシーラント、コーティング的な性格を持ったメンテナンス剤などが候補に挙がる。基本的に他人の作業を信用していない俺は、まず自分で施工(というか作業)できて効果の持続する物が欲しい。更に施工性が良く、ノーコンパウンドで、イオンデポや酸に強く、水をはじかないものを探した。とにかく、鉄板の保護膜であるところの塗装を守りたい一心だ。例によって外観にはあまり思い入れがないので艶や発色等は気にしないが、俺は基本的に欲張りなのである。しかしそんなに都合の良いものはないようだ(当たり前)。原則的に耐久性○=施工性×、の構図が成り立っていて、完璧な施工を行うか頻繁なメンテナンスを行うかの二者択一を迫られる。グレーテッド洗車クラブ等の有名サイトでは「ポリラック」なる製品が人気のようだ。メンテ剤としてゴールドグリッターも好評価。ただこういう「洗車サイト」に現れる人々は基本的に洗車が嫌いではないようで、俺のように洗車などは「時間の無駄」だと考えるタイプでは評価が違ってくる可能性も高い。
 そうこうしている内に「シリカ」というキーワードが目立ってきた。シリカは言うまでもなく珪素のことで、シリコンの名で半導体の原料として、また温度適応性と柔軟性の飛躍的に高い樹脂(シリコーンゴム)として、はたまた「食べられません」でお馴染みの乾燥剤(シリカゲル)としても知られている。だが実はもっと身近なところに珪素は使われてきた。人類がそうと気付くよりもずっと前から。それが石とガラスである。
 大雑把に言って、有機シリカは柔軟性を持つ素材、無機シリカはガラス等の硬い素材となる。これまで、無機シリカの被膜を何かの表面に形成しようと思ったら、高温で「焼く」工程が必要だった。焼かれたものが「セラミック」である。何が言いたいかというと、これが常温で施工できるという製品が開発されたのである。
 クラリアントジャパンの販売する「ポリシラザン」がその製品。前述のように常温施工が可能で、施工面に石英ガラス(SiO2)の0.2ミクロン薄膜を形成する。まずは乾燥に24時間、その後完全硬化までに約1ヶ月を要し、硬化前にキズや汚れが付くとこれも一緒に定着してしまうそうだが、一旦施工に成功すれば、あとは洗車(たいていは水洗い)のみで汚れが落ち、ポリマーコーティングに良くある「定期的なメンテナンス」は必要なく、何と5年ものロング保証が付いている(新車施工の場合)。今から4〜5年前に発売された製品のため、まだ実績は伴っていないが、耐候試験の結果では7年〜10年の結果が出ているという。ガラスと同じ性質を示すため撥水性はなく、どちらかというと親水に近い。そのため水玉によるウォータースポットが出来にくい。ワックス等と違って油分を含まないので埃や塵も付着しづらい。プロしか施工はできないが、それを除けばまるで良いことずくめである。
 施工は川崎のカービューティープロに依頼した。通常2日で施工可能ということだったが、この週末はどうせ出張で本州から出てしまうので週明けの火曜日まで5日間預け、たっぷりと時間を使って間違いのない作業をお願いすることにした。費用はボディー6万円(新車対象価格)+ボンネット内5千円、の合計65,000円だ(いずれも税別)。ボディーにはトランクやドアの開口部周辺、バンパーやグリル、ヘッドランプ等、そして完全硬化までに受けた初期ダメージを取り除くため、引き渡し1ヶ月後の無料点検・修正作業まで含まれている。施工完了予定日は6月17日。製品の謳い文句、ショップの保証、これらが本当かどうか、身を以て体験してみる。本当ならハッキリとお勧めできるサービスということになる。TOTOハイドロテクト(酸化チタン親水性コーティング)以来の超ロングテストだ。期待しててくれ。俺も期待している(笑)。
 本日の走行は82km、累計894km。

2003.06.17 肉ジャガ用ボディー

  午後、仕事を休んでガラスのコートを纏ったセブンを迎えに行く。有効期限5年と書かれた保証書を受け取り、今後のメンテナンスに関して説明を受ける。基本的に「洗う」だけ。何も付けない、塗らない。ワックスなど油分の入ったものは汚れを寄せ付けるので好ましくない、が別に塗布してもコーティング自体にはほとんど影響はない。やるならやるで汚れないようにきちんとメンテを継続すれば良いらしい。コンパウンドの入った水垢落としや汚れ落ち効果を謳うワックス等は使わないこと。それにそういうものが必要になることはまずないのだそうだ。洗車は水洗いのみでOK。必要なら洗剤を使っても良いが、残らないように充分に流すこと。
 駐車場へ移動して施工の終わったマシンとご対面。綺麗だが特に何かが変わったようには感じない。元々が綺麗だったし雨上がりで曇天だったせいもあるだろう。今はまだ若干の水玉が残っているが、これは完全硬化するにつれ撥水性を失い、馴染むようになってくるとのこと。この親水性はコーティングの厚みと共に施工液の濃度が高いほど大きくなり、俺のマシンにはポリシラザン2%溶液を中心に使用した、と説明された。通常「クォーツガラスコーティング」というと1%溶液が一般的なのだそうだ。この原料は非常に高価で、安いところ(店)では0.5%以下の溶液を使っているところも少なくないらしい。この場合、コーティング層の厚みは約0.1ミクロン程度、1%溶液で0.2ミクロンちょっと。2%溶液だと確実に0.4〜0.5ミクロンにはなる、と自信たっぷりの店長。自動車の塗装膜自体は、なんだかんだで合計100ミクロン(=0.1ミリ)はあるからそれに比較すればどっちにしても本当に薄い膜だ。しかし五十歩百歩と言っても、やはりベターはそれ故にベターである。ついでに、本来は別料金のはずのホイールまでコーティングしてもらった。競技用のホイールはいつどうなるか分からないので、敢えて純正の16インチのまま。やっぱり街乗り用のホイールが一番汚れることが経験上分かっているから、ということもある。
 ドアを開けて乗り込みエンジンを掛ける。開けた内側の周囲もスベスベだ。また降りて運転用の靴に履き替え、店長につられてボディーも手で触ってみる。この感触はどこかで覚えている。塗装した鉄板の上にガラスの膜 ...なぜか煮物を思い出す。鍋?そうだ、これはホーローじゃないか!あちこち触ってみる。鉄板が薄い分、熱容量が小さい(=手に冷たくない)が、紛れもなくホーロー鍋の感触である。だったら話は簡単だ。スポンジやネルはもちろん、従来洗車には向かないと言われているタオルで洗っても平気なはず。その代わり鋭利なもの(砂や鉄粉)には弱いからまず流水で洗い流す工程が必要だろう。
 板金するときにはどうすれば良いか、と尋ねると店長は困った顔をする。ぼかしが効かないのだそうだ。ま、どこかぶつけたとしてもどうせ俺はそんなにキッチリ直す気もないから構うことはない。次にコーティング全体の寿命が来たらどうすべきか尋ねる。出来れば5年後に再施工して下さい、と店長。ふっふっふ。その気はないのだよ。とは言わなかったが、重ね施工が可能だというので10年後にでも試してみようと思う。経年変化についてはチューンのページに掲載していく予定だ。
 今日の走行は29km、累計923km。

2003.06.18 自己防衛本能

 またガラスネタ。今度は窓ガラスの方。以前、黒のセブンにも施工していた「盗難防止のガラス刻印」を頼んだ。オイル交換がてらアンフィニ湘南相模原店に持ち込んだのだが、そのとき店内にPOPが立っているのに気が付いたのだ。何度も行っているのに今頃になって。
 本当はとっても俺らしくない「ある物」を取り付けてもらうためにオートバックス東名横浜店に預ける予定だったのだ。どこに付けましょうか、って話になって俺も店の人も困ってしまった。付けるに適当なところがないのよ(泣)。取り敢えず本体セットに含まれる物とは違う取り付け金具をオーダーしてもらってまた出直すことにした。
 そうそう、盗難防止ネタがらみでもう一つ。車内にはほとんど荷物が積めないことが分かって購入したルーフキャリアだったが、やはりクルマへのダメージが少なからずありそうで使用を中止した。じゃあ積めない荷物の件はどうしたかというと、競技用タイヤの積載を諦めて会場まで履いていくことにしたのだ。そうすると前の晩から、場合によっては前々日から競技用のホイールセットを履きっぱなし、ってこともあり得る。これではさすがに心配なので、ホイールが盗まれないようにロックナットを購入した。ご存じの方も多いであろう「MacGuard(マックガード)」である。標準タイプだとホイールのボルトホールに大きすぎる場合があるので高価だったがスリムタイプに決めた。ホイールとタイヤの価格だけで言えば、例えばセルシオにBBSとレグノの20インチを入れているような人から見たら微々たる物だ。だがそんなチープなホイールセットでも、盗まれたらこっちは戦績に影響が出る。そういう意味では安い買い物かも知れない。
 今日の走行は5km、累計928km。

2003.06.21 2003年ナラシの旅 1/2

 行って参りました、2003年ナラシの旅。前回と違って雪に行く手を阻まれることもないので北陸は富山まで足を延ばしました。今日のルートは次の通り。
 相模大野 <R16> 橋本 <R413> 相模湖 <中央道> 岡谷 <長野道> 松本 <R147> 糸魚川 <北陸道> 富山 <R41> 下呂温泉 <折り返し> 高山 <泊>。
 午前3時、かすかに朝の気配のするR16を北上、橋本からR413に入って西に向かいます。まずは4,500rpmまでをリミットとして累計1,200km越えを目指します。ブーストの掛からない領域を使って丹念に加速、周りの流れを見ながらわずかにアクセルを抜いて減速、を繰り返します。すでにナラシを終えている4,000rpmまでと同じように、それ以上の回転域も段々と振動が少なくなってくるのが分かります。この辺りの回転数ならさほど高回転ではないので、高速でも一般道でも上手くナラシができます。信号待ちから3速くらいまで加速・加速で繋いでいっても良いし、高速なら空いている車線を選んで3・4・5速と加速しても良いでしょう。朝6時を過ぎる頃、さすがに加減速の連続にも疲れてきました。前の日から眠らずに活動しているので当然ですね。ここらで体力温存の策を取ることにします。まだまだ先は長いのです。双葉SAに寄って仮眠を ...と気が付いたらもう8時半。すっかり2時間も熟睡してしまいました。顔を洗って買っておいたパンをかじり、身体が目覚めるのを待ってから本線に戻ります。岡谷JCから長野道へ入って松本ICで降り、R147を北上。途中で累計1,200kmを達成しました。ここでリミットを5,000rpmに上げ、次は1,500kmを目標に。前後のクルマが少ないのを良いことに、ひたすらシグナル加速を繰り返します。時にはわざと黄色で止まったりして(笑)。糸魚川ICのすぐ手前でガソリンを補給し、スタンドの人に富山までの時間を尋ねます。予定よりもやや遅れていましたので勧めに従って高速に乗ることにしました。
 糸魚川ICから富山道に入った辺りで累計1,500kmを達成。ここで5,500rpmを解禁します。2車線しかなく、おまけに周りの流れも速かったので4速での加減速を繰り返すに留まりました。ちなみにマイFDはファイナルを4.777に変更してメーター周りはそのままなので、15%も低い回転数でスピードリミッターが当たってしまいます。そのせいで5速では5,000rpmまでしか使えないのです。
 富山で高速を降りたら、時刻はちょうどお昼頃です。R41に入ってしばらく行くと、右側に回転寿司の看板。ほかに選べるほど店が建ち並んでいるわけでもありませんでしたから、あまり期待もせずにそこに入ります。大当たり。めちゃくちゃ旨いです。俺は回転寿司屋には詳しくありませんが、ここは大手のチェーンではないらしく、地物のネタがこれでもかという勢いで流されています。ボタンエビ、ホタルイカ、カニ味噌、ヒラメの縁側、石鯛、真鯛、赤貝にホタテ。甘エビなどは子持ちです。豪快に3,000円ほど喰って(笑)更にR41を南下、やがて高山市内に着きました。
 高山は観光で知られた都市ですが、今の時代となっては全体的に駐車場が不足しています。そこでまず駐車場付きの宿を確保し、それでも無料枠は先着順なので出来るだけ早くチェックインしてしまいます。駐車場が確保できればあとはもう動き放題ですから覚えておいてください。お勧めはベストウェスタンホテル高山。窓からの眺めはナニですが、広くて清潔な部屋と気持ちの良いサービス、充実の備品と設備、そして何より手頃な料金が魅力です。6時の夕食までに2時間ほど軽く眠って、ディナーには飛騨牛の網焼きステーキ。セットになったタン塩の誘惑に負けてビールをちょっと飲んでしまいました(笑)。酔い覚ましにまだ明るい町を歩きます。もう13年も前に初めて足を運んだ町は、若干その姿を変えながらも以前の面影を残していることが分かって一安心。何度も通った上三之町の手風琴もバグパイプも健在でした。
 夜9時。アルコールが抜けるのを見計らってクルマを出します。ノーズを南に向けてR41をまた行くことにしました。下呂温泉までは約50km。往復で100kmの距離をナラシに上乗せする作戦です。R257〜R19〜R361と一周しても良かったのですが、ちょっとこの時刻からでは距離が長すぎるとの判断で却下されました。下呂温泉の市街地を通ってR41に折り返し、高山へ戻ります。帰りの道を行くと次第にエンジンのフィーリングが悪化する気配。オイルが傷んでくるにはまだ距離的にも時間的にも短いので、どうやらECUの学習機能の仕業のようです。パーシャル域ばかりを使ってそこそこの回転数を回すとどうも濃いめの燃調になってしまうようで、それが証拠に信号で後ろにトラックが着くとヘッドライトが陽炎(かげろう)越しに揺らめいて見えるのです。そこでちょっとだけブーストを掛けてポンポンとリズミカルにシフトすることにしました。お陰で帰りは往きの半分の時間で帰ってきてしまいましたが、フィーリング的にはやはりこの方が良かったようです。宿に着く頃にはそこそこに振動も薄れてきました。
 累計928kmでスタート、走行終了時1,746km、往路818kmの旅でした。

2003.06.22 2003年ナラシの旅 2/2

 2003年ナラシの旅、後半戦に突入。今日のルートは次の通り。 高山 <R158> 松本 <県25> 塩尻 <中央道> 勝沼 <県34> 釈迦堂 <R137> 河口湖 <東富士五湖道路> 御殿場 <R246> 水引 <市道> 金田 <R129> 当麻 <県52> 鵜野森 <R16> 相模大野。
 出来るだけ早くに帰ってクルマの整備やMANIA7の受理書の作成をしたかったので復路のルートは比較的ライトに設定してみました。普通に走れば4時間も掛からないくらいの行程です。ただ、昨日1日で800km、しかもかなりの頻度で5,500rpmまで回したのでオイルだけは気になります。ここでエンジンを痛めては元も子もありませんからまずはオイル交換をして出発することにしました。昨日の晩に目星を付けておいたR41沿いの岐阜マツダ高山店に入ります。ついでにフィルターとミッションオイルも交換してもらいました。作業終了の時点ですでに12時を回ってしまいましたが手順に間違いはないので仕方ありません。
 ところが困ったことにこのオイルが良くありません。物凄く回転の上がりが重いのです。最初は(替えたばっかりで冷えてるからかな)とも思いましたが、いつまで経っても改善の兆しが見えません。そうは言ってもスケジュール上はもう一度オイル交換をしている暇などありませんから(新油だから大丈夫)と自分に言い聞かせて走り続けました。これが裏目に出ないことを祈りつつR158を東上し、平湯を過ぎて愕然。安房峠がありません。狭い・きつい・危ない、と観光客からは非難轟々の安房峠でしたが、わずか2ヶ月ちょっととは言え、上高地に仕事で駐在していた俺には結構特別な思いのある懐かしい道だったのです。それが旧道とは似ても似つかない豪華な造りの安房トンネルに取って代わられて、平湯と中ノ湯が直結されてしまったのです。ショックでした。
 さて、無いものはもう仕方がありません。面白くも何ともない、白いタイル貼りの壁の他には何にも見えないトンネルを抜けて松本方面へ降ります。途中、新島々(しんしましま)は地元民ご用達しの食堂で蕎麦を食し、松本に入る手前で県道25号線へ。どういう経緯かは分かりませんが、なぜか「サラダ街道」と名付けられています。何でしょう、両側に畑が続く道だからでしょうか?この道はほぼR19と平行して塩尻まで続いています。R19よりも狭く曲がりくねった道ですが、一つだけ利点があります。信号が極端に少ないのです。ついでに観光客の車もほとんど見られませんからナラシには最適です。塩尻から中央道に乗ってしばらく行くと、早くも渋滞情報が掲示されています。まだ時刻は4時になろうかという頃なのに、談合坂から14kmの表示。諏訪湖から甲府へ差し掛かる頃には17kmにまで延びています。早々に諦めて勝沼で降り、R137を南下して東名へ逃げる作戦に出ました。本当は一之宮御坂ICで降りるのが最短ですが、ついでにワインを買いたかったのです。閉店ギリギリのメルシャン勝沼ワイナリーに滑り込み、お目当てのワインを数本買い求めます。R137の長い長い登坂車線を5,500rpm縛りで軽くバトルしながら(笑)走ります。相変わらずオイルの感触は良くありませんが、ナラシが進んだ分、それなりに軽快に回るようにはなってきました。東富士五湖道路を抜けて御殿場へ。案の定、R246(御殿場IC)方面へ下るR138では渋滞が始まっています。地元ナンバーの数台に混じってリサーチパークへ左折します。このまま真っ直ぐに抜ければ御殿場渋滞とは無関係にICの東3km辺りに出られます。やや混みのR246をトコトコと進みます。例によって信号ではわざと先頭になるように微妙な駆け引きを駆使しながら何とか5,500rpmまで回します。
 盛り沢山のスケジュールで挑んだナラシの旅でしたが、残念ながら今日中にオイルを替える作戦は失敗に終わりました。ま、本来の目的であるナラシが予定通りに進みましたから、大筋で良しとしましょう。そうそう、それに帰ったらテトラクリエイトさんからレールの不在連絡表が入っていました。今度はガタつかずスライドするでしょうか?そろそろ役者も揃ってきましたよ。累計1,746kmで高山を出発、帰着時で2,050kmの復路304km。往路と合わせて延べ1,072kmの旅でした。

2003.06.23 700円の周回路

 さてここからが正念場です。今日からの5日間で1,000km、平均200km/日を走らないとナラシが終わりません。平均時速100kmでも毎日2時間というハードスケジュールです。
 これだけの距離を効率的に走ろうと思ったらこの辺りでは首都高に乗るしかありません。下手に混み合う時間帯に出ても時間ばかり経って無駄ですから、適当な混み具合になる10時過ぎまで待ちました。ガスを入れて11時ちょっと前に首都高に入りましたが、まだクルマの数が多いようでしたのでレイブリから湾岸へ抜けてそのまま東関道へ。予想通りほとんどのクルマは千鳥町で降りてしまい、路上はガラ空きです。昨日の教訓を活かしてコンマ3KPaほどブーストを掛けたまま、回転の上がり方が一定になるようにアクセルをじんわりと踏み足す感じで加速させます。アクセル開度が一定のままだと回転上昇が鈍りますし、どこかでガバッと開けてしまうと今度はブーストが跳ね上がってしまいます。ましてや戻すような羽目になったら今度はブーストが落ちてエンジンがグズり始めますので注意が必要です。湾岸習志野で降りてUターン、R357を東京方面へ向かいます。これがまた本当に空いていてナラシにはぴったり。移動式オービスか何かが潜んで入るんではないかと疑ってしまうほどにやりたい放題な感じです。
 Uターンした直後、目の前には誰もいない直線が数kmも続くかという長さで視界に飛び込んできました。その瞬間、俺は自分の頭をシフトして6,000rpmを解禁(笑)、1速で引っ張って2速へ。また6,000rpmでクラッチを切って3速へ上げますが、駆動が切れた瞬間にボディーが折れそうなほどに切ない衝撃が入ります。(トップエンドまで踏み切りたい)という衝動を抑えて4速6,000rpm、時速約ぬえわkmでパーシャルを経てアクセルオフ。まだ後ろには誰も来ていませんのでダラダラと減速してまた2速から加速開始。4速でオフ。これを延々と繰り返して千鳥町まで戻ってきました。
 再度首都高へ上がり大井でUターン、C1を内回りに入ってレイブリ経由湾岸東行き。C2から6号で戻ってまたC1内回り。レイブリから同じルートをもう一周、更にC1を一周回って帰りました。なぜC1を内回りで入るかというと、外回り目黒線分岐付近の路面の継ぎ目が嫌だからです。あそこはあまりにも酷すぎます。C1最後の一周で、箱崎から合流して前後の車が切れたのを見計らってちょっとペースを上げてみました。前の車体とはまるで限界が違います。比較になりません。街乗りではあまり剛性が上がった感触もなく、振動や騒音もやや増したように感じるくらいでしたから(黒を修理した方が良かった?)などと気弱な思いが心をよぎったりもしていたのです。でもこれで迷いは吹き飛びました。恐ろしいほどに走りに振られたシャシーであることがハッキリと伝わってきたのです。
 しかし問題はドライバーの俺。クルマの限界よりも遙かに低い領域であるにもかかわらず、情けないことにもはや目が付いていきません。ターンインではきっかけだけのブレーキでカン!と頭が入り、クルマの要求に従ってすぐにアクセルオン。クリップからじわっと踏み込んで行くと昇天モノのコーナリングを披露してくれます。立ち上がり加速の鋭さはハチロクと比較するまでもなく、しかもがっしりと路面を掴んで前方へと俺をクルマごと蹴り飛ばします。怖い − これが正直な感想です。
 痛てててて。あー、おじさんはこの一周ですっかり筋肉痛になってしまいました。仕事上付き合いのある方(でも元全日本ジムカーナチャンプ)から「セブンは踏んでいかないとねー」などと妙な(正しすぎる)知識を刷り込まれてしまったから。と、人のせいにしておきましょう(笑)。先生、頑張って踏みましたよ。足も腰も痛いけど(爆)。今日の走行は210km、累積2,260kmとなりました。

2003.06.24 エンジン、良し!

 またもや昨日と同じ作戦でナラシを敢行します。フル加速に近い走行をするには湾岸線よりもC2の方が台数が少なくてやりやすいことに気付き、ルートを変更。C2>6>C1>9>B、をグルグルと回ることにしました。雨が降り続いており、路面は完全にウェット。かなりの緊張感を漂わせるシチュエーションをものともせず、今日はいよいよ7,000rpmに挑戦です。あれ、6,500rpmじゃないの?というアナタ!鋭いですね。いきなり1000rpmアップの理由を説明しましょう。昔の記憶を辿って思い出しましたがね、高回転域では多少の回転差はあまり気にする必要はないのですよ。比率の問題です。例えば3,000rpmに対する500rpmは全体の6分の1のウェイトですが、これが6,000rpmではわずか12分の1の割合でしか影響がないのです。これは燃調でも同様で、特に加速領域の場合はピンポイントで「ここがいくつ」ということよりも、全体の流れとしてどの程度のガスが入れば良いか、その方が重要だったりします。いきなり潔く言い切ったりしておりますが、これを参考にナラシやセッティングをしてエンジンの寿命が縮んでも当方は何ら責に問われませんので念のため。ナラシもセッティングも、気の長い人はゆっくりと、短気な人はそれなりに、が基本でしょう。ちなみに俺はかなり短期です。って言わなくても分かりますね。済みません。
 閑話休題。例によってコンマ3kPa程度のブーストを心掛けて3速で踏んでいきます。もうこの回転域ではスピードリミッターの関係で4速がお役ご免になっているのは前述の通り。隙を見ては何度か2速からの加速もやってみました。マジ怖いです。雨でかすかにテールがスライドする上に、それでも強大なトラクションでフロントが激しくホップして真っ直ぐ進みません(泣)。両側を壁に挟まれた首都高C2を蛇行しながら、それでも時速55kmからぬうえkmまでの急加速を繰り返すセブン。自分的には遭遇したくありません、こんなクルマには。今夜運悪く遭遇してしまった方々、ごめんなさい。
 なにやらもうこの回転域になると加速力が凄くてナラシなんだか何なんだか分からなくなってきました。だからもうエンジンの方はOKってことにして、あとはミッションの入りを少しでも馴染ませるべく、一般道での加減速にいそしむことにします。今日の走行は242km、累積2,502kmでした。

2003.06.25 シートも交換

 無事にレールも届きましたので、運転席をTETRXのタイプ2に交換しました。うーん、やっぱりフルバケの方が楽だわ。ノーマルはどうも腿の裏のクッションが厚すぎて変に腰だけが沈んだ姿勢になってしまうのよね。しかもニーサポートがほとんど無いもんだから横にGが入っている時にペダルワークが乱れるし。
 自分のドライビングポジションに合わせるとレールが上下にガタガタする、という問題は完璧に払拭されました。テトラクリエイトさんでも気を遣ってくれたようで、一瞬(あれ?スライドしないの?)と思ってしまうほどに動きの固いレールを選んでくれました。今はまだちょっと固すぎるきらいもありますが、使っていく内に緩くなることはあれ固くなることはない部品ですからこれでも良いのでしょう。
 本日の走行は密かに701km、累積3,203km。

2003.06.27 部分的限定車

 1速があるはずのところに3速がある ...シフトミスを誘発するスカットルシェイク(アクセルのオン・オフでエンジンが揺れる現象)を止めるにはエンジンマウントの強化が必要だ。だがただでさえイナーシャの大きい13B-REWは、下手にマウントを強化すると支えているボディへのダメージが心配。
 だったら人間側をより正確な位置に固定しよう、と思い付いた。フルバケットや4点式ハーネスもそういう目的のものだが、あと1ヶ所、簡単に押さえられる部分がある。
 RZやスピリットRには標準で装備されているドア側のニーパッドを注文した。センターコンソール側は元から付いているのに、なぜかドア側はオプションパーツとしても設定がない。RZの補修部品として取り寄せてもらい、部品代10,940円(高い!)を取り付け込みで8,000円ポッキリにしてもらった。ありがとうアンフィニ湘南♪3速に入ってしまうのは左コーナーへのアプローチ時、つまり右のドア側へのGを身体が受けているときに限られているから効果は大きいと思われる。今から楽しみだ。

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