Volume 1

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まだ見ていないお題目をクリックして頂ければ、そこから順番に下に読み進めます。 - 2000.04.30執筆終了
お題目
2000.01.01 新年すし詰めツーリング
2000.01.02 テレビ元年
2000.01.04 せっかち
2000.01.06 あーあ
2000.01.16 違いの分からない男
2000.01.22 素人判断
2000.01.23 東京爆音お買い物ツアー
2000.02.27 楽しい練習
2000.03.03 勝手に解決
2000.03.05 俺より速い、マイマシン
2000.03.08 怪現象
2000.03.14 迷宮入り?
2000.03.18 プレッシャー
2000.03.26 走って走って300分
2000.03.31 ブラックマーク
2000.04.01 ある作業
2000.04.02 R計画、再び(1/5)
2000.04.04 R計画、再び(2/5)
2000.04.05 R計画、再び(3/5)
2000.04.07 R計画、再び(4/5)
2000.04.08 R計画、再び(5/5)
2000.04.11 応力集中ピキピキドカン
2000.04.30 GW爆走お買い物ツアー
2000.01.01 新年すし詰めツーリング

 明けましておめでとう。今年も素人考え大炸裂で勝手なことを書かせてもらいます。経験者、玄人、プロの方々。今年こそは是非このトーシロのたわごとにコメントなんぞを付けていただき、ちっぽけな脳味噌に渇を入れてやって下さい。あ、あと渇だけじゃなくて正しい知識も。宜しくお願いしまーす。
 さて、新年も明けて早々の元旦夕方、我々ジェニファーモータースポーツディビジョン(と言ってもたった4人)はジェニファー相模原デザインファクトリー(ていうか俺んち)に集合した。駅前のファミレスでまず腹ごしらえ。久々にツーリングに出掛けようという計画だ。その名も「新年明けましておめでとう今年も宜しくねいえいえこちらこそはいこれお年玉わーいおばちゃんありがとうおばちゃんじゃないでしょおばちゃんじゃお姉さんでしょまあまあ子どもの言ったことですから浩一さんあなたがおばちゃんなんて言うから子ども達が真似するんですよいや参ったなおばちゃんだからおばちゃんて言ってるだけなんだけどなんまー失礼な新年早々子は親の鏡って言うけど本当ねもう金輪際お会いすることはないかも知れないわお年玉も返してもらうわよふんツーリングin伊豆半島(長いので以下「新年ツーリング」に略)」に出発した。とはいっても、ただひたすら走り続けるだけのことではあるのだが。
 今日のJ#02EDDY号は完全に街乗りカローラ仕様。まず車高を気にしてリアタイヤに195を装着。ヘルメットや4点ハーネスなどクローズドコース用の装備を片っ端から降ろす。常時トランク内に搭載しているパドック設営用ポップアップテントも降ろした。空いたトランクには普段リアシートを外した部分に積まれている2本のSタイヤを移動。ハーフレースカバーの掛かったリアシートを取り付けたJ#02号車はどこから見ても乗用車である。そう、ハチロクに4名乗車で行くのだ!なぜそうなったのか。YOUの言い分はドライバーが2名しかいないから2台ではつらいからだそうだ。なるほどそういう理屈か。ちなみに俺はギリギリまで反対した。理由は簡単、4名乗車では寝るに寝られないからである。
 クルマは元旦の246を快調に西へ。どこをどう走っても空いていることが予め分かっているので、敢えて高速には乗らずに行った。と、いきなり秦野でボーリング場へ。ガスガスと2ゲーム投げて、また移動を開始した。沼津まではほとんどノンストップ。西伊豆方面へノーズを向ける。真夏の渋滞解消のために上下線とも拡張された幅広の414号線は、午前2時のこの瞬間には異様に寂しい。10分走っても出会うクルマは1台いるかいないか、といったところである。と、またもやここでボーリング場へ。ドガドガと2ゲーム投げて、また移動を開始した。近くのファミリーマートででっかいチョコパンを買ってもらった。賭けボーリングに勝ったからだ。これで若干は体力が復活した。戸田から松崎へ抜け、石廊崎へ向かう途中でクルマを停めて、星を見た。山肌と枯れた木々に囲まれた曲がり道の途中ではあったが、向かいが港のためそれほど真っ暗というわけではなかった。それでも普段の生活で見る数の何倍もの星を見ることができる。やがて今回の目的地(?)である「恋人岬」に到着。このメンバーで恋人岬もないと思うが、そこはそれ、何事にも目的は必要なのだ。一応、プリクラで撮影するんだと言う話を小耳に挟んだような気がする、とだけお伝えしておこう。しかし真っ暗で何も見えないし、何をするところなのかすら分からない。第一こんな時間に来てもありとあらゆる施設が閉まっている。そう、トイレだって例外ではない。用を足したい人が全人口の75%、つまり3人もいたのですぐにそこを立ち去った。石廊崎まであと数キロのところで道の駅の看板を発見。往復で7キロの寄り道をして用を足した。石廊崎では先客が十台ほど。みんなクルマの中で眠っている様子だ。そりゃそうだ、こんなところで朝の5時半。何もほかにすることがない。我々も、1月2日の単なる「日の出」を見ようということになり、少しだけ眠る。ほら見ろ、やっぱ寝るんじゃん。俺はバケットとディープコーンのステアリングの間に挟まって、生命体として必要だからという理由で眠ることにした。
 午前7時、起床。ていうか別に床に寝ていないから起席か。しかし強烈に体中が痛くて洒落を言っている場合ではない。土産物屋兼食事処の出す朝定食の看板をよだれを垂らして眺めつつ、石廊崎の急坂を駆け上がる。息が切れ、目が回るが、そんなことは知ったことか。とにかく寒くて痛くてひもじくて。走って行って帰ってメシ!という気分だったのだ。岬の先端に着くともうすっかり日は昇っていて、我々と同じ目的と思われる見知らぬ吟遊詩人達はもう帰ってゆくところであった。走ったお陰で身体の痛みも和らぎ、少しは暖まりもしたが、問題は空腹である。もちろん先ほどの店で朝飯を食った。できるのを待っている間に、店の奥さんが我々を表へ誘う。なんだよもう寒いからやだよ、と思っていたが、なにやらイベントがあるらしい。聞けば「ミカン投げ」だという。餅やお菓子なら聞いたことはあるが、ミカンだそうだ。そんなものを投げてしまって食えるのか、という問いに対して奥さんは「意外と平気なのよ。うまく転がった奴を拾えば」とノープロブレムっている。色々努力した結果、ミカンは50個近くも取った。悲しいかな、定食のデザートもミカンであったが。
 さて、2日の朝だから朝風呂に入ろう、という俺からの古くさい提案で下田へ。下田から内陸へ2キロほど行ったところに檜の百人風呂があるのだ。俺も存在は知っていたが入るのは初めてだった。長風呂が出来る人だったらかなり良いところだと思う。それから海岸線を北上して行ったが、北川付近から渋滞。それなりに覚悟はしていたが、ぶつかる場所が悪かった。引き返すにも相当戻らなきゃならないし、かといって熱海まで抜け道はない。一時間丸々渋滞にはまった頃、ついにしびれを切らしてUターン。大滝七滝(おおだるななだる)のループ橋を渡って天城越え。我々が「あの道」と呼んでいる裏道を抜けて伊豆スカイラインに乗った。意外とこの道を知っている人は少なくて、今回も走りきるまでにわずか3台しかすれ違わない。抜いたクルマも3台だったので、合計で自分たちも入れて7台しか確認できないくらい空いている。スカイラインはそれなりに快調。亀石峠のPAをパスして大観山(だいかんざん)までひとっ走りだ。曇っていて富士山は良く見えなかったが、とりあえず一休み。ターンパイクを下って小田原に着いた。ここまでずっと俺の運転。さすがに限界であった。小田原で遅い昼食。ちょっと豪勢に天ぷらなんぞを喰ってやった。クルマのキーをYOUに渡して ...。
 起きたら家だった。何をしに行ったのか、こうやって書いてみてもさっぱりわからんが、毎度の事だからそれはそれでいいだろう。あ、せっかく冒頭で以下略を作ったのに一回も使わなかった ...。

2000.01.02 テレビ元年

 新年明けてあちこちで名前に「初」の付くイベントが目白押しだ。初日の出から始まって、初詣、書き初め、初登山なんて人もいるだろう。そんな中で僕が楽しみにしているのは「初売り」。いつでも欲しい物が絶えない我慢知らずの僕には、初売りやなんとかセールというのは自分への言い訳として最も手軽なもののひとつだ。
 ご存知の方も多いと思うが昨年末(といってもつい先日だが)、全国チェーンのある大手カー用品店で歳末セールをやっていた。購入金額の10%を現金で還元するという大胆なもの。しかも「〜は除きます」みたいな注意書きだらけのビビったものとは違い、特価品だろうがワゴンセール品だろうがとにかく店内で販売されているものならなんでも対象になるという、ものすごい企画である。僕も早速出掛けていってオイルやらなにやら細かいものを買い揃えた。どうせまたタイヤやホイールを買い込んだんだろうと思われるかも知れないが、何を隠そう今回の目玉は「10インチテレビデオ」。価格は驚きの¥17,800!むちゃくちゃ安い。隣には14インチテレビ(¥15,800)も並んでいた。別にビデオは必要なかったのだが、14インチよりこちらを選んだのには理由がある。このテレビはデュアル電源対応。つまり家庭用AC100Vのほかにシガーライターソケットからの12Vで駆動できるのだ。これなら会場に持ち込んでその場で走りを見られる!もちろんカメラの液晶でも見られなくはないのだが、いかんせん画面が小さすぎて細かいところ(タイヤのロックや舵角、ピッチングの程度など)まで確認できないのである。競技会場でいまいち乗り切れず、散々悩んでセッティングの変更を繰り返す、なんてことは誰もが経験のあることだろう。しかも帰宅してから32インチの大画面でビデオを見たら「あらまあセッティングが正反対」なんてことも少なくないのである。
 初めてジムカーナにビデオカメラを導入した一昨年は「ビデオ元年」であった。このお陰でずいぶん上達した。というよりこれがなかったら今でも自分たちの感覚(記憶)に頼ったセッティング&ドライビングで、もう行き詰まっていたかも知れない。今年はこのテレビ(デオ?)を使ってビデオカメラの映像を更に有効活用できるだろう。よりリアルタイムに、よりハッキリと己(おのれ)のへなちょこドライビングを確認して足早に次のステップへ歩み去ってやる!ふはははははははっ!西暦2000年。今年は「Jenniferテレビ元年」である。

2000.01.04 せっかち

 大手カー用品店の超歳末バーゲンの余韻も醒めやらぬ、新年早々の話。またもや、やってくれました。今度は20%還元だ!しかも期間内に支払いまでを済ませれば取り寄せの商品でも対象になると言う。もうめちゃくちゃである。カー用品というのはもともとそれほど流行り廃りのない商品である。チェーンやキャンプ用品など、季節限定のものなどは多少なりとも時期に影響されるかも知れないが、基本的には一年中同じ価格で販売されているものがほとんどだ。丸Iのスパークリングセールとは訳が違うのである。
 そこで今回は近い将来にいずれ必要になるであろうオイルクーラーを注文。この寒いのに何を考えているのか、と思われそうだがなにせ20%オフである。でもそんくらいの割引率ならどこでもあるんじゃないの、とも言われそうなので説明しよう。
 注文したのはBLITZのニュータイプ、サイドタンク式コア側サーモ内蔵タイプである。ご存知ない方のために説明すると、通常のサーモ付きオイルクーラーはある一定の温度になるとサーモスタットが開いてオイルが流れ始める。次の瞬間に起こることを想定してみよう。サーモが開く、熱いオイルが流れる。押し出されてオイルクーラーコア内のオイルがエンジンに戻る。実はココが問題だ。オイルクーラーは通常、風当たりの良い場所に取り付けられている。当たり前だ。季節にもよるが、エンジンからのオイルが回っていない状態だと40度程度に冷えていることも少なくないし、中でもエアリングが上手くいっていると30度近くまで冷える場合もある。さて、ウォータージャケットによる冷却が足りずに、サーモスタットが開くほどオイルを熱したエンジン。そのオイル経路は果たしていまどのくらいの温度なのか?当然100度近い温度だからサーモスタットが開いたわけだ。そこに30度のオイル?その温度差たるや実に70度にもなっているのである。これではエンジンもたまらない。しかも全体に満遍(まんべん)なくオイルが回るわけでもない。冷たいオイルが入ってきた部分から冷やされて収縮してゆく。
 BLITZは違うのだ。設定温度に達する以前に、微妙にサーモスタットが開いていく。温度衝撃が起きないように、エンジンブロックが冷たい内からオイルを循環させているのだ。言い換えれば、予めコア内のオイルを温めてあるのである。
 そんなオイルクーラーだが、安売り店、通信販売では見たことがない。少なくとも20%オフは聞いたことがない。しかも今回の相手は大手のチェーン店。支払いはクレジットカードで夏のボーナス一括、天下の「手数料0%」だ。こんな好条件は二度とないだろう。これが新春オイルクーラーの理由である。
 そうは言っても確かにまだ真冬である。クーリングシステムを取り付けるのに手がかじかむという、洒落にならない事態が待ち受けているような気もする。我ながらせっかちというか、実に気の早い話ではあるのだなぁ。

2000.01.04 メンテ:エンジンオイル、冷却水交換(LLC50%)

2000.01.06 あーあ

 がーん!ダメだってぇ、BLITZのオイルクーラー。スペシャルサーモが付いてるのは一番大きなコアだけで、それはハチロクにはあまりにもデカくて付けられないんだってぇ。なんだよぉ、もぉ。せっかく思いっ切りヨイショしてやったのにぃ。今から書き換えちゃうぞぉ、悪口に(笑)。
 そんなわけでオイルクーラーはごく普通のTRUST製になりましたとさ。いや、良いんだけどね、別に。あくまでも普通な訳だし、別にほかのハチロクと比べても劣っているわけでもないしね。でもねぇ ...。あーあ。

2000.01.16 違いの分からない男

 去る某月某日。我々「EDDY号出力改善特殊工作部隊」は某中古チューニングエンジンを検証するため、極秘裏に試乗会を行っていた。現オーナーは某atsushi氏。なんでも某TOOLBOXで手を入れたという、極上の気配のするエンジンである。場所は某首都高の某芝浦PA。某時の待ち合わせに彼は某分だけ遅刻してきた。理由は某事故が某首都高で某起こっていて某渋滞だったからである。
 乗ってみた感想は「?」。良く分からない。正直に言って、「あれ?これって速いの?」といった印象である。俺としては背中にグッとくるGというか、絶え間ない加速感みたいなものだったり、あれもう3速が吹け切っちゃったよ、なんていう驚きのようなものを期待していた。しかしどうも普通なんである。というか「ちょっと待って。俺のと競争してくれない?」と頼みたくなるくらい、違いが分からないのであって、はて困ったな、なのである。オーナーには色々と検証してみると、どうやら元々EDDY号のエンジンがかなり「当たり」のエンジンだったようだ。確かにEDDY号は吹け上がりも特にストレスなくスムーズだし、クロスミッションの絶大な効果も手伝って「そつなく速い」といった印象だ。といっても俺自身はこれが普通だと思っているわけで、そう言う意味では相当良いエンジンを持ってこないと俺にはその良さが分からないようだ。相当速いエンジンを。
 某TOOLBOXのエンジン。実は一年ほど前、ほぼ同様と思われる仕様のエンジンを搭載したクルマに同乗したことがあった。簡単に言おう。ハッキリ言って強烈な加速であった。分かり易く言うと「これなら雨さえ降んなきゃどんなクルマにも絶対ぇー負けねー!」というくらいのパワー感であった。自分でドライブしていないから余計にそう感じる、という意見は否定できないが、それにしてもあのパワー感はどこに行ってしまったのか。いくら元の個体が違うからといっても、だから違って当然だ、と言えるレベルではないように思えるのだ。
 だがしかし、「EDDY号出力改善特殊工作部隊」(あまりにも長いので以下「俺ら」)の追求は終わらない。今の状態でセッティングが出ていないのであれば、組み直したらどうだろうか。つまり中古パーツの集合体としての魅力を追求する方向に進んだ訳である。このエンジンにはカムやバルブスプリング、メタルガスケットや140馬力ピストン等々、様々なパーツが組み込まれている。何よりも「お宝」と言えるのは、某TOOLBOXで加工されたというヘッドそのものである。なにせ考え方によってはこのヘッドだけで元が取れてしまう。
 だがここでまた問題が発生した。エンジンの諸元表がないのである。諸元表とは「このエンジンはこれこれこういう仕様になってますよ」という仕様書なのだが、それがないとなるともうエンジンをバラしてみる以外に確かめる方法がないのである。もちろん、それ以前に持ち主の言っていることを100%信用するという手もある。だが相手も一個人である。後々に購入時点での内容説明と現物との相違点を発見したとしても、恐らくその問題を双方が納得のいく形で解決することは難しいだろう。第一クレームを付けるにしてもこちらも元通りに組み直して返却するわけにもいかないし、先方の確認も必要。カムやスプロケくらいなら見れば分かるからなんとでもなるがポートの形状やバランス取りしたというクランクなどはついぞ確認の方法すら思いつかない。ましてや相手の立場に立ってみれば、絶対に返品を受け付けられないことは容易に分かる。なぜなら「このパーツが言われたものと違います」と言って、ほかのエンジンのパーツを見せられる可能性は否定できないからだ。
 そんなわけで今回の中古エンジン入手計画は中止することにした。話が本当だとすればみすみす旨い話を逃すことになるが、その逆もあり得る。某atsushi氏の言葉を疑う確証もないし、彼には本当に感謝している。だが俺の結論は、今のEDDY号よりも明らかに速くないのならそんなエンジンは要らない、ということなのでである。

2000.01.22 素人判断

 なんだかフロント周りの落ち着きがない。今日ショップに持ち込んで調べてもらおうと思っていたが、ちょっと体調を崩して行けなくなってしまった。直進状態でもコーナリング中もどうもステアリングが一発で決まらない。常に微調整しているような状態で気持ちが悪い。
 原因として考えられるのは、1.アライメント不良、2.ハブの緩み、3.ナックル(タイロッドエンド)の緩み、4.ステアリングラックのガタ、の4点か。この嫌な感じ、静止状態では感じられないから、3と4については確率は低そうだ。となると残るは1か2だが、これはどちらもくさい。昨年の富士Nコースの練習会の時、縁石に右フロントを少し乗せた記憶がある。改修されてなだらかになったとはいえ、45度近い傾斜角で立ち上がる縁石である。この時にアライメントが狂った可能性がある。それと駆動系オーバーホールの時に、フロントハブベアリングも交換してもらった。この時の工場の作業が悪かったというのではなく、その後の走行で馴染みが出てきてクリアランスが大きくなったのかも知れない。
 とりあえずフロントのブレーキローター(ディスク)を交換してハブの様子を見てみよう。それでも改善されなかったらアライメントを取り直す。それでもダメだったら?いやいや、そこまで考えるのはやめておきましょう。良くも悪くもアマチュアの素人判断ですから。

2000.01.23 東京爆音お買い物ツアー

 朝の8時にYOUを迎えに行って首都高神奈川3号線を一路東へ。首都高湾岸線に入って羽田空港を過ぎ、13号地ICへ。目指すは「東京ビッグサイト」。というわけで、行って来ました「第6回東京カスタムガレージ」。
 9時ちょっと前に到着するともう会場内の駐車場はいっぱいで、隣のブロックにある臨時駐車場に案内されました。いるいる!一般人から見たらどうみても族の集会だな、こりゃ。会場のロビーに入ると、前回と同様に葛折(つづらおり)に列を作って並んでいる。左は既にチケットを持っている人の列、右は当日券購入組だ。開場まではあと1時間15分。冷たい床に座っていると段々からだが冷えてくるが、これは朝飯を喰っていないせいもある。
 今回のお目当てはカムだ。256度のものが手に入ったら、遊びがてら換えてみようと思っている。あとはシム調整用のマイクロメータとかそんなものがあれば見てみよう。
 会場内は相変わらずの混み具合で、気になるような商品の置かれたブースは黒山の人だかり。逆に言えば、人だかりのないブースは大したものがないか、あっても安くないかのどちらかだ。今回は身長187cmのYOUと一緒に行ったから良かったが、一人だとほとんど人だかりしか見えない状況である。前回よりもメーカー直売系の出典が少なかったように思う。例外はFRP製造業者。特にS13やR32、**X90、**X100系などドリフトチームに多い車種のオーナーは大喜びだったのではないだろうか。そういった車種のいくつかに絞ってまとめてモノを持ち込んだメーカーがあり、フロントバンパースポイラーなどは15000円均一で販売されていた。直売が少ない代わり、中古ホイールや足廻りは沢山出ていた。また、エンジン周りは相変わらず少なく、4AG用としては304&288度のカムが1本づつ出ているくらいしか確認できなかった。もしあれば、と思っていたキャリパもなく、今回は狙いと違ったラインナップの買い物となった。で、買ってきたもの発表。
 FRPボンネット。またかよ(笑)、といわれそうだが、またである。いや、今付けてるボンネットが割れちゃってるからね、いずれは替えなきゃいけないと思ってたんですよ。これはなぜか黒に塗装済みで24000円。もちろん新品、税込み。某ショップだったら20000円で売ってるけど、聞いたら送料が4000円掛かるらしいし税別だし。なにより塗装代を考えたらかなり安い。それからデジタル表示の水温計。これはゲインズの取り扱う「Cybardine」シリーズで普通の丸い筐体の中にデジタル表示が入っているもの。定価は17500円だが商札は4980円となっていて、実際の販売価格はなんと2000円であった。これも新品でしかも最も簡単なタイプではあるがアルミのマウントパネルがオマケに付いてきた。激安。実は水温系は工業用のデジタルのものを付けようと思っていたのだが、それでも単体で1980円は下らない。取付に必要なアダプタや先ほどのパネルの事などを考慮すると、ほとんどタダみたいなものであった。そして念願の右ドアミラー。これは中古。筐体に一本長い傷がある。でも1000円だった。ちなみに同行したYOUも同じ水温計を購入。帰りの車の中で箱を開けて中身を全部出してみたりして、ほくほく顔であった。3/8インチの首振りラチェットとコマセットも買っていたな。
 と、まあ一応無駄なモノは買わずに済んだと思っている。危なかった(笑)のは、まずARCのインダクションボックス。20000円もしたけど、見ると買いそうになる。とにかく吸気系にでっかい空気溜まりを付けると良いんだ、と勝手に思いこんでいる節がある。それからGTウィング。2枚羽根でベタ付けのもの。今ちまたで流行っているのは、鯉のぼりのように屋根より高いタイプだが、我々のように低速でのコーナリングが多い場合はベタの方が効くのだよ。これはブラックアルマイトの角度調整式で35000円だった。あとはなし。腹が減ってちょっと判断力が鈍っていた、というか単に勢いがなかっただけかも知れないが、とにかく必要最低限の出費で済んで良かった。

2000.02.27 楽しい練習

 なんてことを言いながら、未だにボンネットを替えていないという(笑)。しかもフロントブレーキローターも放ったらかしだという。当然のことながら洗車もしていないという。それでも練習だけはするという(笑)。
 というわけで、久々に平塚青果市場、改め「平果地方卸売市場」に行って参りました。でもいつ名前が変わったんだろうなぁ、市場 ...全然気づかなかったわ。それはさておき、今回はクレセントRTの練習会。白井さん(知ってる?)の主催する練習会である。ここの目玉は走行本数。台数を21台に限定し、約20本を走行できる(どっかで聞いたことあるなぁ ...笑)。どうせ行くならこういうのじゃないとね!まぁ、若干コースが短い(30秒前後)ような気がしなくもないが、そこはそれ。それでも同じことを繰り返すのは練習方法としては基本なのである。
 今回はまた運も良く(?)、なんとなーく流して行っちゃう感じのコース設定であった。なぜこれが運の良いことになるのか。理由は簡単である。俺はドリフトができないのだ(断言)。いや、できてるってば、と言ってくれる方、ありがとう。でも本当はできないのよ。というか、勝手にジワッと流れたものを維持することはできる。というか、どちらかといえば得意と言ってもいい。カウンターが当たってないみたいな、宙ぶらりんのヤツね。でも「あー、ここは流して行きましょう」と判断して自分で流すことはできないのだ(コーナー出口でのパワーオーバーを除く。これはリア駆動ならなんでもできるからね)。そんでもって今日は久しぶりということもあってたまたまストリートラジアルでの走行に決めていたのだった。よっしゃ!今日は踏んでっちゃいましょー。てなもんである。サイドからドリ、ステアでドリ、アクセルでドリ、ブレーキからドリ。ドリフト走行のオンパレードであった。FR車で慣れないジムカーナコースに苦労されていた方々、市場の金網に張り付いてご覧になっていたギャラリーの皆様、お楽しみいただけましたでしょうか(笑)。
 いや、冗談抜きでいい練習&リハビリになりましたよ。>クレセントさん。
今までは大きくカウンターの当たるドリフトは1速でないとほとんどうまくいかなかったのが、とりあえず2速からブレーキングドリフト、1→2速にシフトアップしながらの加速ドリフト、くらいは出来るようになりました。フロントタイヤの方がやわグリップ&幅狭タイヤだったのも練習に効果的だったかも。ちょっと練習本数の関係で2→1速にシフトダウンドリフトがいまいち納得のいくレベルまで持っていけなかったのが残念でしたが、これはまたの機会ということで。あとはこの感覚でSタイヤでもいければ良いな、と思っとります。あー面白かった!

2000.03.03 勝手に解決

 そうそう、先日書いたフロント周りの挙動が落ち着かない話。リキに持ち込んで調べてもらおうとか、とりあえずハブだけでも組み直してみようとか、色々と考えはしたのだが、いかんせん寒すぎ(言い訳)で結局何もしなかった。で、そのまま練習会に行ったわけだ。
 そしたら問題は全然別のところにあった。フロントタイヤに対してリアの方が幅も広けりゃグリップも良い、というのが理由で舵角に対して頭の動きが鈍く感じられていたようだ。だって本気で走ったら別に問題ないんだもの。
 街乗りだけじゃ分からんことも多いのだなぁ、と勝手に解決してしまった。

2000.03.05 俺より速い、マイマシン

 またまた平果地方卸売市場へ練習に行った。今回はチーム新羽村の主催である。クレセントと違って、残念ながら台数も多いし対応も今ひとつだが、走らないよりはマシだ。それに現在活動休止中(理由はまたの機会に)のJ01YOUがダブルエントリーで参加するというので、それなら、というのもある。
 前回に引き続き、街乗りタイヤで練習することにした。理由は簡単。手持ちに安いSタイヤがない(装着するホイールもない)からである。BSのRE540S(GS)は、その価格ゆえ試合にしか使っていない。あんなにたくさん持ってたのに、他のはどうしたの?いや、売ってしまった。もしくはコンパウンドが合わない(S=サーキット用)のだ。
 恐れていたことが起こってしまった。午前と午後で一勝一敗ではあるのだが、なんと自分の車でJ01YOUに負けてしまった。車に乗っている時間そのものがあまりにも違うし仕方のないことのような気もするが、やはり悔しいものは悔しい。しかも今年の第1戦は訳あって俺のクルマでYOUとダブルエントリーなのである。本番でも負けたら洒落にならない。でもお陰で良いこともあった。毎日クルマに乗らない俺でもいざというときにタイムが出せるように、乗りやすく、タイムの出しやすいセッティングを狙ってクルマを作ってきたが、そのセッティングがそこそこ上手くいっている、とも言えるだろう。あー、でもやっぱ悔しさの方が100億倍くらいデカい!
 で、あまりの悔しさに3月18日のBP第1戦までの間にもう一回練習することにした。(オイオイ、修理はどうする(^^;>俺)次回は3月8日ツクバサーキットのチーム名人練習会である。くっそー、覚えてやがれよYOU。ぜってー負けねーからなぁっ!

2000.03.08 怪現象

 久々にツクバサーキットのジムカーナ場へ行って来た。今回は森田名人の練習会。ツクバも久々なら、一人で行くのも久々だ。かれこれ2年くらい一人では走りに行っていないような気がする。
 そんなことはどうでも良くて、これまた久々だがセッティングの話である。今日はあまり色んなことを試したりせず、会場とクルマへの慣れを促進するくらいのつもりで出かけていった。こないだの練習会と同様に、今回も街乗りタイヤのままである。さすがに平果地方卸売市場とは広さが違うし、何より主催の森田大先生はGの残りやすい、とっても嫌なコースを次々に捻出するので有名だ。そのため、ちょっとだけ気を遣って今回はタイヤの空気圧を変えてみようと思った。元々はフロント2.1キロ、リア2.2キロしか入っていなかった(平果ではこのまま走った)のだが、とりあえずどんな具合か、これで1本走ってみた。
 怖い怖い!3回ほどコースアウトしそうになった。文字通り、あわや林に突っ込むところであった。おまけにアクセル・ブレーキ・ステアリングのどれを操作してもリアがスライドする。これではタイヤのグリップ力が完全に速度と横Gの2プラトン攻撃に耐えられなくなっている。それなら、とフロント2.3キロ、リア2.4キロにセット(いずれも温間(直前に走行していてタイヤが温まっている状態)である)したのだが、まだテールハッピー。そこでショックアブソーバーの減衰力調整ダイアルをいつもより一つ柔らかくしてみた。ショックがストロークする以前にタイヤが滑っているような気がしたからである。ところが今度はスライドしていないタイトターンでリアが跳ねてしまう。ショックのダイアルを戻し、空気圧をフロント2.4キロ、リア2.5キロに。でもまだダメ。そろそろグリップしたな、と思ってアクセルを入れるとバーン!と滑ってしまう。
 ここまでやってハタと気が付いた。以前に同じような現象があった。前後に重たい(実測約17kg/本)15インチを履いたときのことである。しかしこのときはSタイヤであった。今日の話は街乗りへなちょこラジアルである。これは一体どういう現象なのか?J#02号車の足回りで一体どういうことが起こっているのか?勝手に疑問を投げかけておいてナンだが、今日はもう眠いし疲れたし明日仕事なのでここまでである。

2000.03.14 迷宮入り?

 で、その後の考察だが、実は全然まだ分からない。ひょっとして俺の勘違いか?とも思う。205/50R15のSタイヤと195/60R14の街乗りラジアルで同じ挙動だという方がおかしいのかも知れない。でも似てるんだよなー、とっても。アタマが入って横Gがかかっていって普通ならズルッとリアが滑り出すわけで、ここをキープすればアクセルオンのまま曲がっていけるんだが、なぜかあるところから唐突にリアがブレイクする。急にリアタイヤが横に走り出すような、そんな感じなんすよ。
 ラテラル廻り(ブッシュかブラケット)か経たっているのか、ショックが抜けているのか、はたまたバネが終わってるか。あぁ、あと俺の尻がダメってこともあり得るな。なんかバネのような気がしてるんだが、しかしこれはあくまでも勘でしかない。どうもロール量(=ストローク)によってレートが全然違うような気がするのさ。もろ直巻き風のレース用スプリングなんだが、異様に初期が柔らかくて奥で凄い反力。替えてみよっかなー、どうしよっかなー。

2000.03.12 メンテ:E/G、T/M、デフオイル、オイルフィルタ交換

2000.03.18 プレッシャー

 やられて ...いや、やってしまったぁ〜っ!自分のクルマで他のドライバーに負けた ...。しかも最も負けてはいけない相手に。BPスーパートライアル第1戦は、J#02号車でダブルエントリーしてYOUに負けてしまった。しかも決勝タイム、ベストタイムの両方とも ...。
 せめて敗因を分析しよう。まず遅刻したこと。これは精神的にも肉体的にも、それから練習走行の本数も少なくなってきつい。練習走行の本数はYOUと同じだが、普段クルマに乗る生活をしていない自分にとっては練習走行1本が非常に重要なのだ。いつもは4本練習のところが今回は2本であった。それからあとは、練習不足だのなんだのと自分としては言いたいところだが実際は違う。明らかにプレッシャーだ。俺は意外とプレッシャーに弱いのである。人に見られているのも嫌だし、前回優勝なども重い。ましてや昨年度シリーズチャンプなどと言われた日にはもう目の当てられないほどの崩れようだ。つまり自滅だったのである。
 しかしこのままではどうしようもない。シリーズチャンプを取るたびに、翌年のシリーズ第1戦を落とすわけにはいかないからだ。現在ポイント4位、あと5戦。今回の失態を教訓としてどこまでポジションを上げられるか、請うご期待。

2000.03.26 走って走って300分

 今日は今年最初のジムカーナ練習会、「パワトレ8」でありました。参加台数は15台フルグリッド、天候はカンペキなドライ。滑り出し好調かと思われた練習会でありましたが ...。
 問題その1。「寒い」。しかも半端でなく。俺的には翌日一日、熱が出てしまいました。知恵熱?遠足熱?小学生みたいじゃーん。とふざける気力もありません。マジやばいです。
 問題その2。「つらい」。前々から分かってはいたのだが、やはり自分が走れない練習会はつらい。つらすぎ。練習してる人たちを見てると当然ながら相対的に下手になっていく自分が悲しくてならない。
 問題その3。「ミスった」。YOUと2人で勢いとノリで選んだコースは、実は昨年最後の練習会のコースだったのだが、これが間違い。本当は50秒前後のコースでないといけないのに、このコースは今までで最長のコース設定。実に平均1分30秒を越えている。お陰で皆様には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。参加者の方々、この場を借りて(って俺のページだけど)お詫び申し上げます。
 さて、反省するだけではレベルアップに繋がらない。次回はどうするか。まず寒くないことを祈る(笑)。これは重ね着をする以外に対策のしようがないのでこれで良い。それから、走る。参加者と同じくスカッとした気分で練習会を終えるには、自分も走るしかない。当然限定台数はその分消化してしまうが、なにとぞご了承いただきたい。走らせてください、お願いします。そしてタイムアタックのコースを変更する。年間共通コースは「パワトレ」の特徴の一つであるのだが、今回だけは訂正させてください。「8」に参加してくださった皆様には実に申し訳ないのですが、次回以降のコースを変更させてください。絶対に今回のコースが無駄にならないコースにします。
 でも良かったのはみなさんに喜んでもらえたこと。コレに尽きます。沢山走れましたか?みんな最初と最後では明らかに走りが変わってましたね。考えながら走ることは大事です。でも考えているだけでは決して上手くはなりません。走って走って走って...。
 5月28日の「パワトレ9」のエントリー受付はまもなく開始です。全身筋肉痛の恐怖が再びあなたを襲います ...。

2000.03.31 ブラックマーク

 YOUが事故った。もう数週間前のハナシではあるのだが。今回はクルマのダメージ以上に本人のショックも大きかったようなので、しばらく封印させてもらっていた。
 その事故は朝早く前後に走行する車両が全く見えないような時間帯、彼が一般道を快調に走行していたときに起こった。片側2車線のその道の、右側の車線を彼は走行していた。比較的見通しの良い場所である。T字路としてその通りにぶつかっている路地から1台のクルマが頭を出した。エスティマである。当然、片側2車線のこちらが優先道路であり、減速の必要性を感じなかった彼はそのまま走行を続けた。と、そのエスティマは彼に気付かない様子で左折合流してきたのである。危険を察知して右足をブレーキに踏み変えるYOU。しかしもうエスティマは目の前だ。ステアリングを右に切り、接触を避けんとする。が、なんとそのエスティマは左折してそのまま、いきなり右車線に入ってきたのである。
 タイヤスモークを盛大に上げて懸命の対処を試みるYOU。しかしエスティマは、と言えば右車線に入って来るにはあまりにもまじめに加速しない。走行中に突然カベのような車体に行く手を阻まれ、もうどうすることもできずに彼は真っ直ぐに追突した。路面には数十メートルに渡って4輪分のブラックマークが残っていた。

2000.04.01 ある作業

 明後日、4月2日は久々の公認競技会だ。といってもライセンスがないため、あくまでもクローズドクラス(その日一日だけ臨時で主催クラブの会員扱いにしてもらって参加する)での参加だが。まあ良い。ライセンスの経歴に成績を積み重ねることが目的ではないのだ。ただ単に走りたいから、と言えば格好は良いのだろうがチト違う。実際にはフレッシュマンクラスのライセンス所持者と一緒に走ってレベルを確かめたい、というのが本音である。
 参加台数はなんと160台!大して広くもないツクバサーキットのジムカーナ場は、当日競技車両やら改造車(俺?)やらに埋め尽くされるのである。しかも練習走行1本付きの、合計3本走れるらしい。知らない読者のために簡単に説明すると、ジムカーナとはJAFの定めるスピード行事の一種であり、決められたコースを1台ずつ2本走行してベストタイムで成績を決める競技である。通常の競技会ではその本番走行2本しか走れないのが現在は一般的だ。つまり今回の競技会は参加台数も多い上に、更に走行本数も多いという、実に詰まったスケジュールが想像されるのだ。というわけで我々にとってはその運営方法も「見物」である。
 ここ2戦ばかり、つまりタイヤをRE540Sに変更してから、ハッキリ言って俺はあまり乗れていない。どうもタイヤの性能ギリギリまで使えずにいるのだ。ニュルニュルといつまでもグリップしているような、それでいて滑るときにはそれなりの速度(勢い)で滑る、そのタイヤの特性が走っている時に体で感じられないのである。今まで使ってきたA032RSやR881など、あるところで必ずスパン!と滑ってくれる方が俺には分かりやすいみたいである。
 それ以上に今回不安なことは、前日にツクバ入りして行うある「作業」である。その作業の内容とは?その結果がどうなるのか?続報に期待して欲しい。

2000.04.02 R計画、再び(1/5)

 ホイールの個人売買で知り合ったK君は、ツクバサーキットから車で約30分という好立地に住んでいる。しかしもったいないことにツクバサーキットに通い詰めて莫大な借金を抱えたりはしておらず、いわゆる「CARBOY派」である。「CARBOY派」というのは俺とYOUとで名付けたのだが、つまり車をいじっていじっていじってそしてまたいじってる人たちのことである。走って走って走ってクルマ壊れてもまだ走ってる我々とは似て非なる者、でありながらお互いに相手のことを尊敬し参考にする部分も非常に多い、なんというかクマノミとイソギンチャクのような立場である。
 さて、今日は早朝からそのK君宅へおじゃまする予定である。集合時刻は朝8時。普段(?)の練習会に比べたら比較的ゆっくりと出発できる時刻である。しかも降水確率はゼロパーセント、クルマいじりにもってこいの実に良いお天気である。が、それがまずかった。駐車場からクルマを出して2度曲がったらもう大渋滞。後で聞いたところによると、前日の夜はあらゆるニュースや天気予報で花見日和を豪語していたらしい。お陰で一般車がここぞとばかりに溢れ出してしまったわけだ。なんとも皮肉なものである。俺とJ#06Chataは大幅に遅刻して10時近くになってやっと目的地に到着した。そこに待っていたのは作業着を着た件(くだん)のK君と、ボンネットを取り外されたハチロク、そして高さ2.2mのパイプやぐらであった。
 そのハチロクは、既に配管やハーネスを外され、ミッションとも切り離されている。そう、あとはチェーンブロックで吊り上げればエンジンを「降ろせる」状態である。つまり今日の作業は「3号車」と呼ばれるこの3ドアレビンから2号車へのエンジンの移植である。

 時は3月19日の未明に遡(さかのぼ)る。とある個人売買の掲示板には、次のような書き込みがある。『ハチロク至急! 売ります ...61年、3ドア、白黒、レビンです。部品取り車として。...追突されリアに損傷があります。エンジンはオートギャラリー横浜の160ps仕様コンプリート ...TRD2Wayデフ、RSYASUのフライホイール、強化クラッチ(ノンアス)、Fは自作車高調、Rショート ...2層ラジエーター、(オルタネーター、ウォーターポンプ)プーリーはジュラルミン製 ...メーターパネル特注カーボン ...7Pロールバー、前後タワーバー ...運転席ブリットのバケット ...』
 つまりちゃんと全体的に手を入れて作ったハチロクが追突されたものを現状販売するというわけだ。そのメッセージのタイムスタンプと時計とを見比べる。それは書き込まれてまだ間もないものである。それこそ鬼のような速さでキーボードを連打し、わずか30秒後にはルーターを経由してメールを発信した。
 20日夜8時過ぎ。俺とJ#06Chata、前述のK君の3人は京葉道の幕張PAにいた。あと一人、もう一台ここにやってくる。やがてフォン、フォン!とヒール&トーの音を響かせて、そのハチロクが姿を現した。PAのスロープを滑り降りて、先に待つ2台に並べられたそのハチロクはとても部品取りにされるような運命を辿(たど)るとは思えない雰囲気を纏(まと)っていた。それは待っていた3人が思わず口にした台詞で証明される。「直して乗ればいいのに、なんで?」
 確かにリアの左側牽引フックを当てられてはいる。だがどう悪く見積もっても彼の提示する価格の1.5倍は下らないタマである。当てられた部分以外、一見して問題ないのだ。細かい部分を丹念に見ていけば、それは不具合の一つや二つは見つかるだろう。だがそう言う意味では我がマシンであってもカンペキではない。そんなわけで、一応形ばかりの試乗をしはしたが、簡単に言えば即決で取引成立となった。
 こうして俺は、チューンドエンジンを、手に入れた。

2000.04.01 メンテ:エンジン載せ替え(1999.08.07-OH、オイルポンプ交換、タイミングベルト張り直し)、フューエルフィルタ交換、運転席変更、ブレーキマスターシリンダストッパー調整

2000.04.04 R計画、再び(2/5)

 お約束のボンネット、ストラットタワーバー、バッテリーマイナス端子、プラグコード、サクションパイプ関係を外した後、K君の指示に従って俺はまずカプラーを外しに掛かった。センサー関係とインジェクター、アース関係。それからインマニ廻りのバキュームホース。ここらで一度ジャッキアップし、ミッションのベルハウジングのボルトを抜いていく。これでエンジンとミッションが切り離される。ついでにセルモーターも外れる。ガソリン給油口の蓋を緩め、タンク内の余圧を抜く。ヒューエルバンジョーを外すためだ。リターンパイプには#3のドライバを差し込んで、ガソリンが流れるのを防ぐ。おもむろに冷却水を抜き、ラジエターホース、ヒーターホースを外す。
 こう書くと簡単そうに聞こえるだろう。だが初めてで作業の見通しが立たない俺は、なんとこの時点で既に4時間を費やしていた。もう日も傾き始めている。K君からスパートの声が掛かる。EXマニを外して、メインハーネスを横に回す。ラジエターを抜き、ファンとベルトを外す。エアコンのコンプレッサーをブロックから分離する。エンジンマウントのメンバー側ナットを外して準備OK!足場用鋼管で組んだK君お手製のエンジンクレーンの下にクルマを押して移動。チェーンをかけてチェーンブロックをたぐっていくと ...ゆらり、とエンジンが持ち上がった。
 クラッチをバラして、朝の時点で既に3号車から降ろされていたニューエンジンに移植する。フライホイールボルトは18RG用と4AG用を4本ずつ。ニューエンジンはK君の提案でオイルポンプをAE101用4AGZの新品に交換、オイルパンにキャッチタンクからのオイルリターン用のパイプも取り付けてもらった。エンジンを降ろしたところでやっておきたいことがある。フューエルフィルタの交換だ。エンジンが載ったままだととても工具を掛けづらく、たいていフューエルパイプを破損してしまうのである。ついでに右ストラットに取り付けたブレーキマスターシリンダーストッパーもきっちり調整した。手順を簡略化するために、現在エンジンクレーンに吊ってある元2号車のエンジンを3号車に搭載することにする。ところがこれが難航する。原因は2つ。ニューエンジンに元々付いていたフライホイールはどうやらAE101のものらしく、サイズが大きい。お陰でベルハウジングにパンパンで収まらなきゃならない。それから3号車は元々パワステ車。そのフリュード循環用のパイプがちょうどベルハウジングの真下に出ていて邪魔。そんなわけで、ちゃちゃっと終わらせるはずの3号車エンジン搭載作業に実に2時間を費やす羽目になってしまった。この工程を行っている内に、太陽は西の空へ沈んでいった。
 いよいよ2号車へのニューエンジン搭載である。ミッションとの合体はスムーズにいった。重ステ、ノーマルサイズのフライホイールだと、作業性もだいぶ良い。ベルハウジングを止めていき、エンジンマウントを固定する。ラジエター、エアコンコンプレッサーを取り付け、ファンにベルトを張る。水のホース、バキュームホース、フューエルラインをつないでいく。ここで忘れずに給油口を締める。でっかいパワーボールのEXマニをエンジンルームに押し込んで、外していたデスビを装着。O2センサも忘れずに。片っ端からカプラーを突っ込み、エアクリーナーも元に戻し、プラグコードを接続。ストラットタワーバーを取り付け、冷却水とエンジンオイルを満たして、ECUを取り替える。ボンネットを取り付けて、バッテリーマイナス端子を接続 ...。
 4月2日午前0時、ジェニファー2号車EDDY号、ニューエンジン搭載完了!

2000.04.05 R計画、再び(3/5)

 近隣住民の迷惑を考えて2号車を少し押してからクランキング。リダクションセルの音が深夜の住宅街にキュルルルルル、と響く。火が入らない。どうも点火時期が大幅に狂っているようだ。1番シリンダの圧縮上死点を出し、何度かデスビを抜いてやり直した。とはいえ別にエンジンを開けたわけでもない。数分後にはニューエンジンに火が入り、K君と俺は漆黒の闇の中へ滑り込んでいった。
 このエンジンはオートギャラリー横浜で販売されている「160馬力コンプリート」と呼ばれるもの。通常のオーバーホールに加えて、トヨタ純正AE86輸出用ピストン、IN・EXともHKS製256度カム(1999年11月以降のものは戸田レーシング製特注258度)、TRD製0.8ミリ厚メタルヘッドガスケットが組み込まれている。ヘッド面研磨、ポート研磨等の作業は行われず、お約束のように思われているバーニアタイプのカムスプロケットも組み込まれない。これだけで160馬力を発生できるかどうかはともかく、俺にとって内容的には過不足ない。要は出費しただけのパワーとトルクが出ていればいいのだ。今回はエンジン本体が安価に入手できたこともあり、ちょっと奮発して同じくオートギャラリー横浜の「4A−ECU・バージョンアップ版」をコントローラとして準備した。どちらかというとECUの方が高価なくらいである。これは32ビットCPUに16面のマップを持ち、アイドル・1500回転・4000回転の3ヶ所で燃料の増減調整ができるもの。外観こそ純正ECUのケースを使ってはいるが、中身はれっきとしたフルコンである。
 4A−ECUに添付されてきた簡単な説明書通りにエンジンを起動し、ECUのケースを開けて基盤上のセンサ補正ボリュームを合わせる。あとは回転全域をみてマップを選び、実走で細かな燃調を取っていくことになる。が、いかんせん時刻がナニである。だったら明日やればいいのに、と言われそうだが明日は試合なのだ。いわゆるシェイクダウンテストを兼ねているのだが、それ以前に走るようにはしておかないとどうしようもない。とはいえ、基準点火位置をどこに合わせるのか、どれが基本マップになるのか、何も分からない。が、そのままセッティング開始。色々マップを切り替えながら走っていく。良く言えばどのマップもかなり個性が強い。悪く言うと極端に違いすぎる。つまり合わねぇもんはとことん合わねぇ、という感じである。ところが不思議なことにどのマップで走ってもエンジンはノッキングしない。全て試したわけではないが、感触としてそうなのだ。考えてみると、3号車に搭載されていたときはノーマルECUでドライブされていた。しかもかなりちゃんと。ひょっとするとこのエンジンは、どんな燃調でもとりあえず動くことは動いてしまうのかも知れない。しかし俺としては大枚叩いて買ったECUだ。なんとかこれでドライブし、少しでも良いフィーリングに持っていきたい。
 町中で4000回転付近までのフィーリングをみて、それから常磐道へ上がって7000回転あたりまでを合わせていった。色々試す内、(それで走るかどうかは別として)強烈に気になるマップを発見した。「#14」。このマップでドライブすると、とにかくもの凄いアクセルレスポンスなのだ。別にパワーが上がったわけでもなんでもないのにアクセルに足を乗せただけでほぼ全開加速、ちょっと緩めるとエンジンブレーキでクルマごと前転しそうなくらい。なにせそのお陰で普通のシフトアップの時にクラッチ踏む-アクセルオフの瞬間にエンジンブレーキで減速してしまうくらい、しかも空ぶかしではレッドゾーンまでコンマ3秒くらいで吹けあがってしまう。まー、楽しいマップである。街乗り(じゃなくても)では乗りづらくて仕方ないことが容易に想像できるくらいであった。
 そんなこんなで最終的にはマップ#8から1500、4000回転とも多めに補正を入れた状態にセット。これで全域のそこそこのトルク感、高回転時のパワー感が一応出ている。もう2人とも文字通り疲れ切っていたし、時間も時間だった。特に悪いところも見つからないのでこれでGOサイン、ということにした。K君宅に帰宅すると、時計の針はもう3時50分を指していた。試合の受付開始時刻まであと2時間 ...。

2000.04.07 R計画、再び(4/5)

 部屋に通してもらうと、我々のために置かれたと思われるお茶菓子と、K君のお母さんのメモがあった。メモには「遅いので先に寝ます。雨戸と風呂の ...2時55分」とあった。あぁ、なんて迷惑なヤツなんだ、俺は!と思ったが俺自身かなり参っていたのでお母さんのためにせっせと編み物をするでもなく風呂に入ることにした。
 先に風呂に入ってくれるようK君に言い、俺はおもむろに明日装着するバケットにレールを付け始めた。ニューエンジンのことばかりに気を遣っていたらバケットのレールを手配するのを忘れていて、結局3号車に付いてきた物を流用することにしていた。K君が風呂から上がり、寝室へと去っていった。俺も風呂に入ろう。久々に脚を伸ばせる風呂に浸からせてもらって、俺は温まっているのか眠っているのか分からない時間を過ごした。上がって部屋に戻ると、時刻は5時20分を回っていた。6時にはここを出ないと間に合わない。眠れたとしてももう40分を切っていた。起きていようか、しかしこのまま眠らずにまともに運転できる自信もない。それより眠らない自信そのものがなかったので、俺は布団の誘惑に素直に従い、眠った。
 その40分後、俺はK君のお母さんとJ#06Chataとに叩き起こされた。なんてこった、朝起きることすらまともにできないなんて。またもや大迷惑だ!できるだけシャキッと起き(た振りをし)て、お茶を一杯飲ませてもらった。本当はそんな時間すらなかったのだが、そのまま歩いていっても玄関の柱に激突してこれまた早朝から救急車のお世話になるのが関の山、と言った状態だったからだ。とにかく、お茶を飲む間に寝ぼけた頭で一応の荷物確認をして挨拶もそこそこに俺はクルマに乗り込んだ。Sタイヤ1セットやレール付きバケット、重要なカメラマンJ#06Chata、それからこんな時くらいよせばいいのにイスやテーブルまで積み込んだ超車高短のAE86は早朝の土浦を出発し ...ない。なんと、この期に及んでエンジンが掛からないっ!

2000.04.08 R計画、再び(5/5)

 俺の超高級リダクションセルモーターはキュンキュンと軽快に音を立てて回っているのに何度クランキングしてもエンジンは全く始動する気配がない。考えている時間はない!クルマを飛び出してK君宅の玄関に飛び込み、昨晩(約5時間前)に外したばかりのノーマルECUをひっ掴んでダッシュで戻る。助手席のドアをコンマ1秒で全開にすると頭上にクエスチョンマークをちりばめたJ#06Chataに降りるよう促す。カプラーを1、2、3つ引っこ抜き、3、2、1で交換完了。運転席に戻り、再びイグニションON。キュルキュルキュルルルル ...ドボゥー ...ン!掛かったぁ。
 一路、水海道駅へ。1号車を事故ってしまって今回も俺のクルマでダブルエントリー(前回のダブルエントリーの車両レンタル代に、とYOUがクルマを洗ってくれていた。サンキュ)のJ#01YOUを迎えに行くためだ。途中、何度も道を間違えながら待ち合わせに20分遅れて到着。朝食&昼食を買い込み、もう誰も乗れないと思われる室内にもう一人詰め込んだ状態でいざツクバサーキットへ。7時10分、受付締切ギリギリに会場到着。当然のように俺らが最後の1台であった。良いアイディアだが今の我々には煩わしい以外の何物でもないアンケートを埋め、YOUが受付に走る。その間に俺はタイヤを交換し、エアを調整し ...あれ?ジャッキが上がらない。バルブを閉め直す。上がらない。締め直す。上がらない ...。なんと今度はジャッキが壊れた!斜め後ろのパドックにいたインテRの人にジャッキを借り、なんとか作業を進める。途中、ドライバーズミーティングや完熟歩行を行って、隙間の時間でクルマを整備していく。今回はダブルエントリーのため、俺はゼッケン#1。つまりは本日最初の走行順てこった。時間がない。J#06Chataがテーピングをしてくれる。これは助かる。さてバケットを俺のに替えて、と思ったら今度はレンチがない。考えてみたらほとんどの工具はK君宅に置いてきた!またもやJ#01YOUが工具を借りに走る。おもむろにシートを ...と思ったらヘキサゴンレンチの適合するサイズが抜けている。オーマイガァッッッッッッ!また走るYOU。
 YOUの必死の協力で、どうにか出走時刻に間に合った。アナウンサーがなにやら俺のことを言っている。どうせまた「ハチロク乗りはどうのこうの」というようなことなのだろう。スタートラインに着き、オフィシャルのコースクリアが確認されると、スターターが道を開ける。単に後ろ掻きで勝負したいだけだ。アナウンサーの声がだんだん遠のいていく。フロントガラス越しに第1パイロンが見えてくる。各計器類、操作系を確認。パワーウェイトレシオさえ同等なら、他のヤツには負けない。やがてレッドシグナルが点灯する。アクセルを開け、回転数4000をキープ。マフラーから咆吼。参加者を含めてギャラリー総計200人以上が見守る中、まばゆい光沢を放つ14年落ちのクラシックな車体は、そのエンジンの脈動に身を震わせる。イエロー点灯。サイドを強く引き、そのままクラッチを当てて長い長い待ち時間。グリーン点灯 - スタート。リアサスを深く沈め、地を蹴って飛び出した。

2000.04.11 応力集中ピキピキドカン

 4月5日、平日に有給休暇を取って3号車を解体しに行った。場所はJ#01YOUの会社。タクシー屋なのだが簡単な車両整備のできる工場を持っているのだ。解体、と言っても3号車はYOUが乗ることにしたため、実際には1号車が解体の対象だ。しかし今回は俺の2号車に移植するパーツ(メーターパネル一式)を3号車から取り外すのが今回の主な作業だ。この作業のほか、まだホーシングの交換やらエンジンの改良やら各車で作業しなければならないことが多少ある。ところで1〜3号車全てが前まで回り込んだタイプ(つまり6点式以上)のロールケージを装着している。そのため、メーター周りをバラすためにはロールケージのフロントバーを取り外す必要がある。ロールケージを外してメーター周りをバラし、なんだかんだとやって、結局その日には取り付けせず、メーターだけ戻して帰った。
 後日、休みの日に会社に行く用事があってそのまま首都高に乗った。家から会社へは首都高3号渋谷線だ。ここは特に路面の継ぎ目が酷いので有名だ。練習や競技会で荷物を満載して通る度にクルマの寿命が心配になるような路面状況なのである。...怖い。今日はなんだか妙にクルマの挙動が怖い。ボヨンボヨンと跳ねまくっていて、着地する度に舵角を入れないと直進もできない。なんだこりゃ?あまりにも滅茶苦茶な動きをするので前回の競技が終わった後にショックのダイヤルを戻し忘れたか、とも思った。タイヤも疑った。俺の三半規管も疑っ ...違う!ボディーがよれている!よくよく観察(?)してみると、バンプした後にボディーの右側だけが2度リバウンドしている!右ストラットから右ドア開口部までのボディーがわななきながら走っているのである。これはまずい。一部分だけロールケージを外したことによって、その部分に応力が集中してしまっている。このまま走っていたらあっという間にボディーがダメになってしまう。すかさず路肩にクルマを寄せ ...たりはさすがにしなかったが、急に運転がおとなしくなったハチロクを、あの日あなたも見かけたかも知れない。

2000.04.30 GW爆走お買い物ツアー

 今日僕は、柏の工具屋さんに行った。ファクトリーギアという店だ。K君と一緒に工具をいっぱい買った。帰りにハンバーグを食べた。とても楽しかった。
 さてさて、購入したのはまずKTCの高級ブランド、「ネプロス」のソケットセット。スナップオンより肉厚も薄く、ハイトも小さいことでマニア(?)の間では話題の品。クリアランス(ガタ)についてもスナップオンと同等のレベルを達成している。これは見ただけで使える工具であることが分かる「出来」だ。必要な物から揃えていく、のが初心者の掟らしいが、今回は思い切ってその店のオリジナルセットを丸ごと購入。スタンダード8、10、12、13、14、17、19、21、22と、8、10、12、14のディープソケット、それにそれらをまとめておくソケットレールのセットだ。お買い得、という設定らしいが、高級ツールになれていない俺にとってはかなりの金額だった。だが決して損をしない商品と信じて購入した。次は必要に迫られて購入したエクステンションバー。首振り、だけど深く差し込むとストレートロックできる、最新のモデルを選んだ。KTCのものが有名だがOEM供給している(と言われている)Kokenを購入。こちらの方が3割ほど安い。長さ違いで2本買った。繋げば20cmくらいにはなるため、たいていの所で使えるだろう。それからFACOMの3/8インチ角ラチェットハンドル。ラチェット既にKokenのものを持っているため、購入しない予定だった。だがゴールデンウィーク特価、と称してめちゃくちゃ安く、通常価格のなんと40%引きになっていたのだ。知っている人もいると思うが、FACOMのラチェットは72枚ギアである。だから360度を72分割した角度、つまりたったの5度ハンドルを振れれば、対象を回せるのである。そして油圧ジャッキ。カヤバのシザースジャッキが試合当日にぶっ壊れて散々な目に遭った件は、以前のコラムでもお伝えした。これの代替品である。マサダという、知る人ぞ知るメーカーの製品で、機能的にはシザースと同等である。違いはと言えばシザースはアルミ、こちらは鉄製なのだが、なぜかこちらの方が軽い(笑)。しかもクルマに触れる部分にゴムのカバーまで付いた親切設計。まあ、結果オーライ、もしくは雨降って地固まる、である。更に以前から悩んでいた工具箱も購入。金属製の物は固定方法を考えないと車内で大けがをするハメになるし、第一決まったところにいつも鎮座されるのも困る。かといって今使っている工具袋では中があまりにも乱雑、かつ汚くて、工具は見る見る痛んでいってしまう。というわけで樹脂製の、だが扉の蝶番だけちゃんと金属で出来た物を購入した。樹脂は自動車のバンパーに使われている丈夫なもの、というふれ込みだ。だが俺にとってはそんなことは二の次。この工具箱のポイントは先ほどの油圧式パンタジャッキがすっぽりと収まってしまうことである。これは俺にとっては大変ありがたい。合法な走り屋(笑)としてはジャッキは常に持ち歩かなければならず、しかもその積み方には毎度頭を抱えていたのである。この工具箱には今日買い揃えたソケットレンチ類、スパナ、メガネ、ドライバー、プライヤー関係、それに油圧ジャッキを入れることにした。サイズ的にはそれほど大きな物ではないため、22−24のメガネや車高調整レンチなどの大物工具は、従来通り工具袋に収めることにした。最後にスナップオンの3/8角スピンナーハンドル「F12L」。これはエンジン載せ替え作業の際、K君に借りてそのありがたみを身を持って体験した憧れのツールである。どうしても同じ物が欲しい、と駄々をこね、K君に頼んで予め買っておいてもらった物を受け取った。このハンドルは耐用トルクの大きさの割に非常にヘッドが小さく、かつ90度以上の角度を付けることができる。そのため入り組んだ部分でトルクを掛けたいときにとても重宝する。具体的にはミッションのベルハウジングをエンジンブロックに繋いでいるボルトの内、一番上の2本をエンジンルーム側から外すことが可能になる。参考まで、これと14&17のネプロスかスナップオンのソケット、及び20cm程度の14−17のメガネレンチが一本あれば、ベルハウジングは外せてしまう。自分でクラッチ交換をやったことのある人なら、このハンドルがどうしても欲しいという気持ちを分かってもらえるのではないだろうか。
 以上が本日の戦利品である。合計すると試合用のSタイヤが軽く2本買えてしまうくらいの金額になるが、非常に満足のいくお買い物であった。さあ、あとは使うだけだ。とりあえずストラットタワーバーでも締め直すとするか ...(爆)。

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